TASCAMの新たな挑戦
音質と耐久性に定評のあるTASCAMが、32ビットフロート録音に対応したポータブルオーディオレコーダー『Portacapture X8』と『Portacapture X6』に新機能を追加しました。ファームウェアV2.0のリリースにより、音楽クリエーターやレコーディングエンジニアにとってより便利なツールとなります。
進化した録音機能
新ファームウェアでは、録音アプリ『POCKETSTUDIO』が搭載されたことで、多重録音とミックスダウンがどこでも簡単に行えます。これにより、従来のポータブルレコーダーの限界を超え、ユーザーはより創造的な楽曲制作ができるようになります。アプリの画面からは、各チャンネルのゲインやEQ、パンに瞬時にアクセスでき、メトロノームとチューナー機能も使えるなど、音楽制作に必要な機能がしっかりと備わっています。
便利な新機能と向上した操作性
特に注目すべきは、リアルタイムでのミックスダウン機能が追加されたことです。この機能により、録音中にボリュームやEQ、パンの設定をリアルタイムで調整することができ、より表現力豊かな音源を作成できます。また、従来のパンチイン/アウトに加え、オートパンチイン/アウト機能も追加され、演奏しながらの録音がよりスムーズになるでしょう。
さらに、キャッチモードの追加により、録り逃しを防ぐことが可能です。これは、対象の音が発生してから8秒前の録音を可能にする機能で、特にフィールドレコーディングにおいては大変便利です。
ユーザーの声を反映したアップデート
この度のファームウェアV2.0は、ユーザーからの要望に応えた形で様々な新機能が備わっています。たとえば、マニュアルアプリにおいては録音時のマスターファイルの保存有無を選択できるようになっています。これにより、必要に応じた編集やアレンジがしやすくなると期待されます。このように、TASCAMはユーザーのニーズに寄り添った製品開発を行っていることが分かります。
最新のTASCAMを体験しよう
リリース予定日は2024年9月18日。Portacapture X8とPortacapture X6の両モデルに無償で提供されるこのファームウェアV2.0は、録音技術を次のレベルへ引き上げるものです。TASCAMは、長年の技術革新とプロフェッショナルとしての実績を活かし、これからも音質と機能性に優れた製品を提供し続けることでしょう。
詳細情報はTASCAMの公式ウェブサイトで確認してください。ポータブルレコーダーの新たな可能性を、ぜひ実感してみてください。