介護現場の未来を変える「CareLoop」の大規模アップデート
介護事業を専門とするCDP(カスタマーデータプラットフォーム)「CareLoop」は、2023年に大規模な機能拡張を実施し、介護現場の業務改善を目指しています。運営会社である株式会社クラブネッツは、今回のアップデートで、利用者およびその家族とのコミュニケーションがいかに円滑に行えるかを重視した機能を追加しました。この変更により、介護サービス業界の現場での業務が大幅に効率化されることが期待されています。
機能追加の背景
「CareLoop」は、介護に携わる全ての人々をつなげることで、自由で簡単なコミュニケーションを実現することを目的に誕生しました。初めは、介護サービス提供者とその利用者およびその家族とのコミュニケーションを中心に展開されました。しかし、介護現場からのフィードバックを受けて、さらに利用者に寄り添ったサービスを提供するための機能強化が行われました。
信頼性のある情報を基に、介護に従事する事業所から集めた声を反映したこのアップデートでは、今後も継続して現場のニーズを考慮し、業務課題の解決に向けた機能改善に取り組むことが計画されています。
新たに追加された機能
1.
ユーザーのステータス設定
- 介護サービスに関する情報を元に、各利用者やその家族のステータスを施設側が自由に設定できます。これにより、利用者の要介護度や主介護者の関係性に応じた情報提供が可能になります。
2.
セグメント配信機能
- 設定したステータスを基に、メッセージ配信の対象を絞り込み、LINEやメールで特定のユーザーへ情報を届けることができます。この機能により、介護サービス事業者と利用者間のコミュニケーションが向上し、電話での業務が大幅に削減される見込みです。
3.
データ連携の強化
- 書類の郵送に関する業務を軽減するため、重要書類やお知らせを「CareLoop」上で共有できる機能が追加されました。ユーザーは電子的な形で確認できるため、業務の透明性とスピードが向上し、監査対応も簡略化されます。
4.
今後の展望
- 「CareLoop」は、今後も介護業界向けのコンテンツを拡充し、他の介護請求ソフトとのデータ連携を進めることを目指しています。将来的には、ケアマネージャーと利用者家族の面談予約機能やケアプランのWEB表示、さらに決済機能なども発表される予定です。これにより、介護関連のサービスがより一層利用者にとって身近なものとなるでしょう。
クラブネッツの企業プロフィール
クラブネッツは、豊富な経験を持つ企業で、地域経済の活性化を目指してさまざまな業種に向けたDXソリューションを提供しています。全国300以上のパートナーと共に、販促システムやサービスを展開し、地域社会への貢献を重視しています。また、LINEヤフー社との提携を通じて、マーケティング支援などさまざまな領域でパートナー認定を受けており、その実績は国内外の多くの企業から信頼されています。
さて、介護事業における技術革新は今後も続いていくでしょう。その中で「CareLoop」が果たす役割はますます大きくなっています。介護の未来を見据えたこの取り組みを、私たちも注目していきたいと思います。