羽田空港第2ターミナル北側サテライトの取り組み
日本空港ビルデング株式会社は、羽田空港においてサステナビリティを推進するために新たな太陽光発電施設を設置しました。2025年の供用開始を予定している第2ターミナル北側サテライトと本館を接続するこの施設は、環境への影響を最小限に抑えつつ、効率的なエネルギーを生み出すことを目指しています。
環境配慮の高い建材の採用
本施設では、設置スペースが限られた空港敷地においても最大限の発電効率を狙うため、建材と一体化した太陽光発電ガラス「サンジュール®」が使用されています。この革新的な技術により、空港における持続可能な発電が実現し、CO2の排出削減にも貢献しています。
認定取得の意義
このたび、羽田空港の新施設が日本規格協会のJSA規格S1024に基づき、「土地有効活用型PV設置建築物等」として認定されました。この規格は、太陽光パネルを設置した建物の有効活用を評価するものであり、環境に配慮した建物の指標とも言えます。
認定を受けた日付は2025年9月3日であり、これにより、羽田空港はより先進的な空港としての地位を確立することが期待されています。
太陽光パネルの詳細
- - 建物名:第2ターミナル北側サテライト-本館接続施設
- - 建築面積: 10,096.80㎡
- - 設置された太陽光パネルの定格出力:
- 平置きパネル: 143.50 kW
- 窓・壁面パネル: 96.00 kW
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定格出力の総和: 239.50 kW
この施設では、土地の有効活用スコア(LUCF値)が23.72 W/㎡となっており、1W/㎡以上の基準を満たしています。これにより、効率的に発電能力を確保し、今後の再生可能エネルギーの利用促進に寄与することが期待されます。
将来的な展望
日本空港ビルグループは、羽田空港を「人にも環境にもやさしい先進的空港」とするため、今後も再生可能エネルギーの利用を積極的に進めていく方針です。太陽光発電の導入はその第一歩であり、持続可能な未来に向けた重要な取り組みと位置付けられています。
今後も日本空港ビルデング株式会社からの最新情報に注目し、羽田空港がどのように進化していくのかを見守っていきたいものです。具体的な問い合わせは日本空港ビルデング株式会社の広報・ブランド戦略室まで。
本記事に関するさらなる情報や詳細なデータについては、関連リリースをご参照ください。また、今後の再生可能エネルギーに関する取り組みや、羽田空港の運営・管理に関するニュースにも注目してください。