アートのような壁掛け時計、時間によって変化する影が魅力
株式会社高速オフセットは、大阪を拠点とした印刷会社であり、商品開発の一環としてユニークな壁掛け時計を企画しました。この時計はまるでアートポスターのような外観を持ち、時間の経過とともに、その形を変える影が楽しめる特徴を備えています。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、2023年10月の本社移転に関連して始まりました。新たな職場に適した掛け時計を探していたクリエーターが、「自分好みの時計が見つからない」と感じ、自らの手で作ることを決心しました。インテリアとしても美しい時計は、オフィスの雰囲気を引き立てる要素として重要です。そこで「アートポスター風の壁掛け時計」という新しいアイデアが生まれました。
アートポスター風の時計
クリエーターたちが目指したのは、紙を用いた柔らかなデザイン。特に、重量感のない紙製は、落下時の安全性を考慮して選ばれました。使用した「TANT BOARD」は、色版ではなく、あえて色紙を選んだことで、印刷と素材の相乗効果が生まれる品質を実現。その結果、独特なスチールのような質感が生まれ、より洗練された印象を与えています。
影の変化を楽しむ時計
実際に壁に取り付けると、この時計はただの時間を知らせる道具ではなくなります。時計に施された切り込みから差し込む光が影を作り出し、時間帯によって影の形が変化します。この影の変化こそが、アートの一部として楽しむべきポイントです。プロジェクトチームは、商品としての完成度だけでなく、壁に飾った際のデザイン要素としての「光と影」の重要性を再認識しました。
難しさを乗り越えて
時計を商品化するにあたり、クリエーターたちは様々な構造的な課題に直面しました。時計のムーブメントを取り付けるための立体的な形状の設計や、折り畳みやすさを考慮したデザインが求められました。このプロセスでは、身の回りの箱やパッケージの構造を研究し、手探りで理想の形を追求する姿勢が際立っていました。
結論
株式会社高速オフセットが創り出したこの壁掛け時計は、ただの時間を知らせる道具にとどまらず、アートとしての魅力を持った作品として注目されています。このプロジェクトは、クリエーターたちが「こうなったら良いな」と思う製品を具現化する試みの一環です。視覚的楽しみや新たなアイデアを形にすることの大切さを感じられるプロジェクトであり、今後の展開にも期待が寄せられます。
さらなる展望
株式会社高速オフセットは今後もこのようなユニークでクリエイティブな商品開発を続けていくことでしょう。彼らの次なるアイデアは、どのような形で私たちの暮らしを豊かにしてくれるのでしょうか。アートと機能性を兼ね備えた製品が、日々の生活をどのように彩ってくれるのか、目が離せません。
そして、興味を持たれた方は、公式サイトでこれまでのプロジェクトや新しい商品情報をチェックしてみてください。