静岡市におけるスタートアップとの新たな出会い
2025年8月5日、東京都渋谷区に位置する「SHIBUYA STARTUP OASIS」で「しずスタ Open Innovation Meetup in Shibuya」が開催されました。これは、静岡市が主催したビジネスマッチングイベントで、地域企業とスタートアップの連携を促進することを目的としています。
今回のイベントの目的
本イベントは、静岡市内の企業がスタートアップとの連携や提携を模索し、同時にスタートアップを支援・投資するベンチャーキャピタル(VC)、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)とのネットワーキングを図る貴重な機会となりました。イベントでは、まず静岡市からスタートアップ支援施策や誘致施策についての紹介が行われ、その後、地元企業による「リバースピッチ」が実施されました。
リバースピッチの概要
リバースピッチでは、静岡市内の企業4社がそれぞれ登壇しました。この企業たちは自らが直面している経営課題や、どのようなスタートアップとの協業を望んでいるのかを発表しました。登壇したのは、以下の企業です:
- - 株式会社TOKAIホールディングス
- - スター精密株式会社
- - 木内建設株式会社
- - 静岡ガス株式会社
これらの企業は、地域の産業の現状やニーズを踏まえ、具体的なスタートアップとのシナジーを模索しています。
静岡市の取り組み
静岡市はスタートアップとの連携を進めるため、マッチング支援やインセンティブの提供、実証実験のフィールド提供などを通じて、地域内外のスタートアップ支援に力を入れています。特に、一般社団法人静岡ベンチャースタートアップ協会(SVSA)との連携による支援プログラムを展開し、都市部及び海外との接点を強化しエコシステムを形成しています。
ネットワーキングの機会
当日は20名を超えるVC・CVCの関係者や、多数のスタートアップがイベントに参加し、リバースピッチ後のネットワーキングタイムでは参加者間で活発な意見交換やディスカッションが展開されました。これにより、具体的な事業連携に向けた新たな可能性が見えてきました。
静岡ベンチャースタートアップ協会(SVSA)について
静岡ベンチャースタートアップ協会(SVSA)は、静岡県内のスタートアップ企業やベンチャー企業の支援を通じて地域経済を活性化させることを目的としています。支援プログラムの実施や資金調達、事業開発のサポート、ネットワーキングイベントの開催を行い、地域内外の投資家や支援機関とのコラボレーションを図っています。また、地元の大学や研究機関との協力を通じて人材育成や技術支援にも力を入れています。
結論
今後もSVSAと静岡市は、地域企業とスタートアップとの持続的な連携を支援し、オープンイノベーションの促進に取り組んでいく予定です。このような取り組みにより、静岡県が新しいビジネスの拠点として注目されることは間違いありません。地域経済の発展に向けて、今後も目が離せないイベントとなることでしょう。