アクシオが発表した新ID管理サービス「Keyspider Plus」

アクシオ、新しいID管理サービス「Keyspider Plus」を発表

株式会社アクシオ（東京都品川区、代表取締役社長：渡邉浩司）は、新しいID管理サービス「Keyspider Plus」の提供を開始することを発表しました。この新サービスは、特に日本の複雑な組織体系におけるIDガバナンスを強化することを目的としています。2025年4月23日からのサービス開始が予定されています。

近年、企業はデジタルトランスフォーメーション（DX）の一環として、クラウドサービスの導入や働き方の多様化に踏み切っています。これに伴い、ゼロトラストセキュリティの実現やクラウドシフトが進みつつあり、職場環境そのものが大きく変化しています。この変化に対応するためには、ID管理業務の高度化が求められています。

特に、ID（Identity）ライフサイクルの管理が煩雑化している中で、適切なIDガバナンスの確立が急務となっています。各システムごとにIDを発行・変更・削除する方法では業務の効率が低下し、セキュリティリスクも増大する恐れがあります。このような背景から、「Keyspider Plus」は、ID管理の精度と運用の簡素化を図るために開発されました。

Keyspider Plusの特長

「Keyspider Plus」は次のような特長を兼ね備えています。

1. 的確な権限付与による不要な権限の防止

IDの一元管理を行うことで、不要な権限の発行を防ぎ、必要最低限の権限を適切に付与します。この機能により、セキュリティリスクの低減が促進されます。

2. IDガバナンスの強化

誰が、いつ、どの権限を持っているかを記録・可視化することにより、透明性を確保し内部統制をサポートします。また、業務の透明性が向上することで、組織全体の信頼感も増すことでしょう。

3. ローコードの汎用性

独自の要求に対しても、製品標準機能で実現できるため、開発リスクを最小限に抑えることができます。

4. 日本特有の人事異動への対応

特に日本では頻繁に人事異動が行われるため、ID運用も計画的かつ安定したものが求められます。「Keyspider Plus」は、こうした業務の集中を平準化し、安定したID管理体制を提供します。

アクシオは、ID管理の運用課題に対して正面から向き合い、IDガバナンスの強化を目的としたソリューションを提供し続けることを目指しています。