ユーグレナが手掛ける新ブランドの製品登場
株式会社ユーグレナは、2025年6月に新たに立ち上げたサステナブルアグリテックブランド『いきものたちにユーグレナ』から、企業初の製品として100%有機肥料と有機培養土を発表しました。これにより、環境に配慮した農業資材の開発と流通が加速します。
サステナブルな農業への貢献
今回発売される製品は、微細藻類ユーグレナを活用したもので、植物の成長を助けるだけでなく、持続可能な農業を支えることを目指しています。ユーグレナは、肥料化することで土壌や植物に良い影響を与えることが明らかになっています。以下の2種類の製品がラインナップされています。
厳選された有機素材にユーグレナを加えた100%有機肥料で、微細藻類のクロレラも配合されています。これは、土壌の微生物の活性を促進し、健康な土壌を築く手助けとなります。
有機原料とユーグレナを使用した培養土で、花や野菜の生育に最適な環境を提供します。
農業界での注目
ユーグレナは、これまで農業資材に関する研究を重ねており、様々な実験からユーグレナの投入が土壌改良に寄与することが分かっています。添加することで、放線菌の数やA/F値が向上し、植物の栄養吸収能力が改善される可能性があります。この結果、収量や品質の向上が期待されています。
発表会での展示
ユーグレナの新製品は、2025年10月に開催される農業・畜産の展示会「農業WEEK」に出展されます。この場で、ブランドの理念や製品の詳細が紹介される予定です。また、サステナブル農業促進に向けた取り組みも報告されることになっています。
ユーグレナの未来
株式会社ユーグレナは、今後もユーグレナの特性を活かした新製品の開発を続け、持続可能な農業を支援したいと考えています。『いきものたちにユーグレナ』ブランドを通じて、生産者のニーズに応えるとともに、環境負荷の少ない一次産業の実現に寄与することを目指します。ユーグレナの可能性を引き出し、農業界における新たなスタンダードを築くことを期待しています。
ユーグレナとは
ユーグレナは微細藻類の一種で、その栄養価の高さから、食品や化粧品、バイオ燃料など多岐にわたる分野で利用されています。2005年には、世界で初めて食用の大量培養技術に成功し、以来様々な革新的な製品を市場に投入しています。
さらに、2022年にはサステナブルアグリテック領域へ本格的に参入し、「人と地球を健康にする」というビジョンのもとで、成長と社会課題の解消を両立させるための研究開発に取り組んでいます。ユーグレナの持つ力を駆使し、持続可能な未来を築くための挑戦が続いています。