熱海で感じる2025年大阪・関西万博バーチャル体験会の魅力

大阪・関西万博を熱海で体感！

2025年に開催される「大阪・関西万博」が、熱海でバーチャル体験として楽しめる特別な企画が発表された。このイベントは、「LET'S EXPO」として知られるユニバーサルツーリズムプロジェクトが、一般財団法人熱海観光局と連携して実施されるもので、参加者には移動の難しい年配者や障がい者への配慮がしっかりとされている。企画は7月28日（月）13時から16時まで、熱海市役所の福祉センター3階「大広間」で開催され、その詳細は公式サイトでも確認できる。

日本は現在、超高齢社会と言われ、65歳以上の人口は約25%を占め、要介護認定を受けている方は約1,000万人にも上る。そんな中、LET'S EXPOが行った調査では、高齢者の86.4%が万博に参加したい意向を示したものの、実際に参加が難しいと感じている方が98.1%に達していることが明らかになった。そこで、LET'S EXPOはリアルおよびバーチャルの両面でサポートを提供し、万博の魅力をできるだけ多くの人々に届ける取り組みを進めている。

この「バーチャル体験会」では、二つのメインプログラムが展開される。ひとつ目は、万博のリポーターが現地会場を生中継で案内する「オンラインツアー」。このツアーでは、「LOCAL JAPAN展」に出展している熱海市と焼津市のブースを一緒に巡り、参加者はリアルタイムにチャット機能を使ってコメントや質問ができる。まるで会場にいるかのような臨場感を味わえる貴重な体験だ。

ふたつ目は、「回想体験プログラム」として1970年に開催された大阪万博をテーマに、当時の新聞やテレビ映像を通じた懐かしい振り返りが行われる。参加者同士がそれぞれの思い出をシェアできる時間も用意され、世代を超えた交流の場となることが期待されている。

イベントは参加費無料で、事前申し込みは不要とのこと。熱海市民をはじめ、介護施設の利用者、そして万博に興味のあるすべての人々が参加できるため、幅広い層に万博の魅力が届くことを目指している。