株式会社DUMSCOの「ANBAI」サービスの概要
昨今、多くの企業が従業員の健康維持を重要視し、健康経営や働き方改革を推進しています。健康経営は、社員の健康状態を把握し、生産性を高めるための施策ですが、従来の健康診断やアンケート調査だけでは、日々の体調変化を的確に把握するのは難しい状況が続いています。そこで、株式会社DUMSCOは「ANBAI」という新しいサービスを開発しました。これにより、従業員の健康状態を定量的に測定し、企業が組織の健康状態を把握しやすくなることを目的としています。
「ANBAI」の提供する新しいアプローチ
スマホ活用のストレス測定
「ANBAI」は、2013年から提供しているストレス測定アプリ「ストレススキャン」の技術を基に、大規模なデータ収集を実現します。このアプリは200万ダウンロードを突破し、実績があります。ANBAIでは、従業員がスマートフォンのカメラを使って自律神経やストレスの状態を簡単に測定することが可能です。これにより、特別なウェアラブルデバイスを購入する必要がなく、予算が限られている企業でも導入しやすいのが特徴です。
定量的データによる可視化
測定には「心拍変動解析(HRV)」という手法を使用し、客観的にストレスや体調を見える化します。この技術は日常生活の活動や睡眠、疲労状態の影響を受け、アスリートのコンディション管理にも活用されています。ANBAIを利用することで、企業は従業員の健康状態を詳細に把握し、必要に応じた対策を講じることができます。
組織全体の状況をリアルタイムで把握
ANBAIは、測定結果をWebダッシュボードで表示し、組織の健康状態をグラフや指標としてモニタリングできます。これにより、企業は必要なタイミングで異常アラートが表示され、迅速な対応が可能になります。また、個人情報は保護されており、企業が個々の測定結果を閲覧することはありません。
定性情報の収集によるデータドリブンな施策
ANBAIのもう一つの特徴は、従業員からの問診による生活習慣や仕事の状況などの定性情報を同時に収集できることです。これらの情報はリアルタイムで集計され、定量的な自律神経データと合わせて分析することで、より効果的な健康経営を実現できます。
導入事例と展望
現在、ANBAIはコールセンターや製造業など様々な業種でパイロット導入が進められています。特に、リスクが高い特定の部署において、詳細なデータ収集が行われています。
ANBAIの導入によって、企業は従業員の健康を支えるためのデータに基づいたアプローチを実現できます。健康経営の重要性がますます高まる中、株式会社DUMSCOの「ANBAI」は、企業と従業員双方にとって過去の延長線上にない新たな価値を提供すると期待されています。
会社情報
- - 会社名:株式会社DUMSCO
- - 代表者:西池 成資
- - 所在地:東京都港区
- - 設立:2010年5月
- - 事業内容:ピープルアナリティクス事業
- - 認証等:プライバシーマーク取得
お問い合わせ
サービス導入やトライアルなどについては、「
ANBAI公式サイト」までご連絡ください。