平和のメッセージ
2025-10-17 10:19:54

子どもたちが伝える平和のメッセージ〜被爆ピアノ演奏会と映画上映〜

被爆ピアノと映画で平和の大切さを再確認



2023年10月13日、茨城県土浦市のクラフトシビックホールにて、生活協同組合パルシステム茨城 栃木の主催により、「被爆ピアノ」の演奏会と映画「おかあさんの被爆ピアノ」の上映会が開かれました。このイベントは、被爆から80年という特別な年を迎えた中、423名もの参加者が集まり、平和の大切さを再確認する貴重な機会となりました。

子どもたちが届けた平和の歌


この日は、土浦市立土浦第二小学校から集まった38名の子どもたちが、被爆ピアノの音色に合わせて平和の祈りを込めた歌を披露しました。子どもたちは、自分たちの声で戦争の悲惨さを思い出し、平和を願う歌を歌うことができることの意義を感じながら、7曲を心を込めて歌いました。演奏会の初めには「気球に乗ってどこまでも」を元気よく歌い上げ、次に続く「あおい天使」では、戦前から続くNHKの音楽コンクールを意識し、「被爆者の思いを歌う」という重要なメッセージを伝えました。

続く「青い空は」では、被爆の経験を記憶に留め、核兵器廃絶の願いを歌に乗せました。子どもたちは、歌を通じて、世界中での平和とのつながりを感じ、参加者全員が一つの心で平和を願う姿勢を見せました。演奏の間には、被爆について学んだことを活かして、自らの想いを語る時間も設けられ、「絶対に戦争をしてはいけない」「周囲に被爆について伝えていきたい」などの力強い言葉が響き渡りました。

映画「おかあさんの被爆ピアノ」の上映


演奏会の後には、映画「おかあさんの被爆ピアノ」が上映されました。この映画は、調律師矢川光則さんの10年の歳月をかけた成果であり、被爆者の声を聴き、その思いを伝えています。2020年に公開されて以来、全国で上映が続いており、英語字幕版の制作も行われました。アメリカでの上映が行われるなど、国際的な評価を得て、平和のメッセージが広がっています。

矢川さんは、被爆ピアノを通じて全国を巡り、子どもたちに平和の大切さを伝える活動を行ってきました。彼の言葉からは、被爆という過去の困難を乗り越えるために、今私たちが何をするべきかを深く考えさせられます。彼は「今日の演奏会を平和の尊さを考えるきっかけにしてほしい」と参加者に訴えかけ、平和の心を広げるための大切なメッセージを残しました。

今後の平和活動に向けて


今回のイベントでは、参加者から平和へのメッセージを募り、87枚のメッセージが集まりました。「穏やかで平和な日々が続きますよう」という願いが、木に貼られたイラストに満ち溢れています。これらの活動は、国際協同組合年を迎える2025年へとつながる重要な一歩となります。

パルシステム茨城 栃木は引き続き、利用者とともに平和の大切さを伝え、次世代へとその思いを受け継いでいく姿勢を強調しています。平和を願う子どもたちの声が、未来へと響き渡ることを期待します。


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パルシステム生活協同組合連合会
住所
東京都新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿
電話番号
03-6233-7200

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