武蔵野大学法学部政治学科の挑戦
東京都江東区に位置する武蔵野大学法学部政治学科の学生たちが、10月27日(日)の衆議院議員選挙に積極的に参加します。このプロジェクトは、江東区選挙管理委員会との連携によるもので、特に参加する学生が若者の投票率向上に貢献できることを目指しています。
投票立会人への挑戦
この取り組みの一環として、同学科の1年生である柳咲香さん、福永愛眞さん、加藤花蓮さんの3名が、投票立会人を務めることになりました。投票立会人は公正な投票を確保する重要な役割を担い、朝7時から夜8時までの長時間勤務が求められます。柳さんは、「社会に出ても選挙や政治に関心を持つことは重要だと思います。若者にもその志を持ってもらえるよう、直接体験する機会が得られて嬉しい」と語っています。
開票所業務への参加
さらに、18名の学生が開票所での業務にも参加します。彼らは、江東区長選挙や都知事選での実務を打ち込んできました。一條義治教授の提案で、学生たちは選挙事務の重要性を学ぶために、これまで未体験だった開票所の業務にも立ち会うことが決まりました。
デザインの採用
特筆すべきは、同授業で学生たちがデザインした「投票済証」です。区の花「さざんか」を用いたデザインは、「あなたの1票が地域の困難に打ち勝つ力となる」というメッセージを含んでおり、全54か所の投票所で配布されることになりました。選挙の参加者に対する意識を高める狙いも込められています。
学生たちの意義ある成長
選挙に関する実務に触れることで、学生たちは選挙の重要性やその裏にある努力を学ぶ貴重な経験を積むことができます。大学での学びだけではなく、実際の現場での体験を通じて、彼らの意識や知識は深まることでしょう。
武蔵野大学の未来
武蔵野大学は創立100周年を迎える2024年に向けて、今後も社会貢献や地域学習の場としての役割を強化していきます。政治学科では実践的な学びを大切にし、未来のリーダーを育てるための取り組みを進めています。
このように、武蔵野大学の学生たちは江東区の選挙業務に参加することで、地域社会とのつながりを深め、自らの成長に繋げています。若者が政治や選挙に関心を持つきっかけとなることを期待しています。