花王がCDPから8年連続の栄誉を獲得
花王株式会社(代表取締役社長:長谷部佳宏)は、この度国際的なNGOであるCDPが主催する「サプライヤーエンゲージメント評価」において、最高評価の「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に8年連続で選ばれるという大きな成果を上げました。この評価は、サプライヤーとの密接な連携を通じてCO2排出削減に積極的に取り組んでいる点が高く評価された結果です。
サプライヤーエンゲージメント評価とは?
この評価はCDPが行う「気候変動」調査の一環で、サプライヤーとのエンゲージメントに関連する複数の設問に基づいています。2024年の最新結果にて、花王は最高ランクであるAを獲得しました。執行役員の仲本直史氏は、8年連続での受賞について「私たちの信頼関係や課題解決のノウハウを基にした持続可能なサプライチェーンの強化が、評価されたと感じています」と誇らしげに語っています。
気候変動対策への取り組み
花王は、脱炭素社会の実現と持続可能な事業運営に向けて、2040年にはカーボンゼロ、2050年にはカーボンネガティブの目標達成を目指しています。これには、革新的な技術開発やステークホルダーとの協力が重要となります。
加えて、ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」では、持続可能な原材料の調達に関する重点テーマを設定し、基本方針に基づきガイドラインを策定。さまざまな施策を通じてサプライヤーとの連携を強化し、CO2削減に向けた具体的なアクションを推進しています。
CDPサプライチェーンプログラムの活用
同社は主要なサプライヤーに対して毎年、脱炭素への取り組みに関するCDPサプライチェーンプログラムの問いに回答するよう依頼しています。これにより、サプライヤー自身も自身のCO2削減に向けた活動に役立てられるよう、花王からの評価と共にCDPからのスコアを提供しています。
花王ベンダーサミットの開催
重要なサプライヤーとの連携を深めるために、毎年「花王ベンダーサミット」が開催され、ESGの取り組みや脱炭素化に関する情報を共有。これにより、サプライヤーに対しCDPプログラムや原材料のトレーサビリティの重要性についての指導も行っています。
持続可能な未来を目指して
花王は130年以上に渡って「豊かな共生世界の実現」を目指し、ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を通じて、2030年までに最低でも10億人が豊かな生活を営む社会の実現に向けて取り組んでいます。この戦略により、すべての製品の環境フットプリントが地球の許容量内に収まるよう、科学的な根拠に基づく取り組みを強化しています。
詳細は、花王のウェブサイト内にて確認できます。サステナビリティへの姿勢が、今後どのように社会貢献に寄与していくのか、注目が集まります。