株式会社LooopがServiceNowのITSMでITガバナンスを刷新する新たな取り組み

LooopとServiceNowの新たな戦略



2024年3月、株式会社LooopがServiceNowのIT Service Management(ITSM)を導入し、ITガバナンスの改善へと本格的に着手しました。この取り組みは、再生可能エネルギーの供給を手掛けるLooopが抱えるビジネス拡大の課題に対処することを目指しています。

Looopは2011年に設立され、「エネルギーフリー社会」の実現をビジョンに掲げています。近年のビジネスの成長に伴い、社内の業務フローを見直す必要性が高まっていました。特に、ITガバナンスの向上を図るため、全社を通じた効果的なコミュニケーション基盤の刷新が重要となっています。

ITSM導入の背景と目的



導入にあたり、Looopは複数のシステムから構成される既存のITインフラを単一のワークフロー基盤へと統合する必要がありました。ServiceNowは、その実績と柔軟性から選定されました。特に、変更管理を中心にIT開発および運用の最適化に取り組むことが決定されています。

このプロジェクトは、第一フェーズとして変更管理を優先し、続いてポータル管理やインシデント管理など他のプロセスへと展開されていきます。具体的には、ServiceNowの導入により、システム統括部門の負荷軽減やサービス品質の向上を図ることが期待されています。

ヘルプデスク体制の改革



2025年度以降には、ヘルプデスク体制の改善に進む予定です。このプロセスでは、自動化を進めることで、業務の効率化を図り、アカウント発行などの定型業務における負荷を減らします。これにより、システム統括部門の労力が月間25~50時間も軽減される見込みです。また、ユーザー自身が問題を解決できる自己解決率の向上にも寄与します。

Looopのシステム統括部部長である梅田陽一氏は、「再生可能エネルギー業界においてトップランナーを目指す中で、ワークフロー基盤の刷新は最優先課題でした」と語っています。ServiceNowのプロダクトは、既存のITシステムを活用できるため、Looopの特性にマッチしています。

長期にわたるパートナーシップの未来



このITSMの導入により、Looopは今後営業や人事業務など、さらなる領域への展開を狙っています。これは、ServiceNowのプラットフォームが、常に進化するビジネスニーズに応じて適応可能であることからきています。LooopはServiceNowに期待を寄せており、DX推進におけるコンサルテーションの役割にも大きな期待をかけています。

ServiceNow Japan合同会社の執行役員社長、鈴木正敏氏はこの協力関係の重要性について、「Looop様は再生可能エネルギーの分野において中核となる企業であり、そのビジネスサポートをできることが嬉しい」と述べています。

この取り組みが成功することで、Looopは持続可能なエネルギーの供給を加速させるための基盤を築くことができるでしょう。将来的には、再生可能エネルギーにおける日本のイノベーションをグローバルに発信することが期待されています。

会社情報

会社名
ServiceNow Japan合同会社
住所
東京都港区赤坂赤坂1-12-32アーク森ビル
電話番号
03-4572-9200

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