福岡の専門学生が都ホテル博多で行った研修交流会
福岡の麻生外語観光&ブライダル専門学校に通う学生たちは、急速に変化する国際社会に順応するため、実践力を身につける授業「ビジネスプロジェクト演習」の一環として、都ホテル博多のスタッフとの交流研修会を行いました。この研修は、全2回のプログラムで、グローバルコミュニケーション科の2年生と、入社1〜2年目の若手スタッフが参加し、ホテル業界における重要なテーマについてディスカッションを行いました。
ディスカッショントピックス
この交流の中で、三つの主要テーマが設定されました。参加者は、現代社会が抱える課題に対する理解を深め、未来の理想像を描くことが求められました。以下がそのテーマです。
1. ホテルにおけるSDGsの取り組み
近年、環境への配慮から「SDGs」の重要性が高まっています。学生たちは、レストランのフードロス問題やアメニティに関するSDGsへの対応を考え、実際の解決策について意見を交わしました。特に、食材やサービスの選択における倫理的な視点が重要であることを再確認しました。
2. インバウンドの増加とフードダイバーシティ
日本では外国人観光客の数が増加していますが、それに伴い、異なる文化や食習慣に対する理解も必要とされています。学生たちは、単に食材の制限を知るだけでなく、その背景にある文化的な理由についても学ぶことで、観光客への適切なサービス対応ができるようになることを目指しました。
3. 高齢化社会と外国人の増加に応えるユニバーサルデザイン
現代のホテル業界では、障碍者や外国人客に対して高いサービスを提供する機会が増えています。学生たちは「すべての人に快適な利用環境」を実現するために何が必要かをディスカッションし、サービスの多様性を考える良い機会となりました。
学生たちの成長と未来への道
今回の交流研修を通じて、学生たちはホテル業界の課題のみならず、それへの解決策を見つけるための姿勢を身に着けることができました。現場のリアルな声に触れることで、自分自身のキャリア像を具体的に思い描くことが可能になったのです。また、多様なお客様に応えるための力を養い、サービスの質を向上させていくための実践的なスキルも得ることができました。
麻生外語観光&ブライダル専門学校は、実務に即した教育に重要性を置いています。これまでの知識を基盤としながら、職場での実践的な経験を取り入れたカリキュラムを整備し、学生が社会で即戦力として通用できる力を養うことを目指しています。こうした取り組みを通じて、学生たちはより深い学びを得て、自己の成長に繋げているのです。
今後も麻生専門学校グループは、業界のニーズに応じた教育の進化や企業との連携を重視し、未来のホテル業界を担う人材を育成することに努めていきます。