琉球ゴールデンキングスのU18選手たちが、アカデミーに参加し、若い世代のバスケットボール選手を指導する特別なプログラムを実施しました。この取り組みは、沖縄をもっと活気づけると同時に、アカデミーでのバスケットボール体験を通じて、スクール生の技術向上を図ることを目指しています。
初回となる2月12日には、佐取龍之介選手(#77)と新垣元基選手(#99)がライカムスクールに参加し、続いて2月19日には金城史侑選手(#1)と長嶺充来選手(#33)が宜野湾スクールで指導を行いました。選手たちは小学4年生から中学3年生のスクール生たちとシュートコンテストや、2対1の対戦形式でプレーし、更には実践形式の試合を行い、参加者たちに楽しい時間を提供しました。
スクール生たちは、自分よりも身長やスピードで勝るキングスU18選手たちに挑戦し、笑顔を浮かべながらも真剣に取り組みました。指導に当たった選手たちも、フレンドリーでありながら真摯な姿勢で生徒たちに向き合い、バスケットボールの楽しさを共有しながら教えました。
参加した子どもたちからは、「たくさんシュートを決められた」「ディフェンス上手いねと言われた」「バスケットがもっと好きになった」といった感想が寄せられました。これにより、彼らのバスケットボールに対する情熱がさらに深まったことが伺えます。また、これは目標を持続するための一つのきっかけとなったようです。
琉球ゴールデンキングスの選手たちは、今後もアカデミーのジュニア選手たちが楽しめる環境作りに励んでいくことを誓っています。
長嶺充来選手は、参加を通してコミュニケーションの重要性を再確認し、特に小学生たちとの交流を楽しみました。彼は自ら積極的に声をかけることを心がけ、スクール生に良い影響を与える存在でありたいと述べました。
金城史侑選手は、過去に自分も小学生だったころの記憶を思い出しつつ、分かりやすく指導することを意識しました。「生徒たちがトップチームやユースの選手に憧れを抱く姿から、自らも人間性を含めた尊敬されるプレイヤーになりたい」と語っています。
佐取選手は、スクール生の元気な姿を見て自分自身の初心を思い出し、「楽しむことを大事にしよう」と強く思ったそう。彼は今後の試合に向けても、楽しみながら高みを目指して練習を重ねていきたいと意気込みを見せます。
新垣選手も、参加したことを心から楽しみながら、練習環境整備とコミュニケーションの重要性を実感したようです。彼は、スクール生と共に成長していくことの大切さを再確認し、日々の練習に励むことを決意しました。
このように、キングスU18選手たちによるアカデミー指導は、単なる技術指導にとどまらず、スクール生たちに多くの刺激を与え、今後の成長へのモチベーションとして機能しています。これからも琉球ゴールデンキングスが、地域社会に根ざした活動を続け、次世代のバスケットボール選手の育成に貢献することが期待されます。