岡崎市シビックセンター、公演にNFTデジタルスタンプ導入で顧客体験向上へ
岡崎市シビックセンターを運営するサントリーパブリシティサービス株式会社(SPS)は、6月9日(日)に開催された「アンサンブル天下統一2024」公演で、NFTデジタルスタンプを初導入しました。
この取り組みは、公演そのものだけでなく、来場者の体験価値を高める試みとして注目されています。公演前後の時間も含め、来場者がより深く公演やアーティストと関われるような、インタラクティブな要素を取り入れることで、従来の鑑賞体験を超えた、充実した顧客体験を提供することを目指しています。
17%の取得率、都内公演平均値を上回る結果に
今回の公演では、来場者のNFTデジタルスタンプ取得率は全体の17%に達しました。これは都内の公演における平均値を上回る結果で、岡崎市シビックセンターにおける新たなテクノロジーへの関心の高さを示しています。
多くの来場者が公演の休憩時間にスタンプを取得したことから、待ち時間を有効活用し、新たな体験を提供できたと考えられます。また、終演後にはバックステージツアーを実施し、抽選で選ばれた約30名が舞台裏を見学しました。普段は公開されていないエリアやアーティストが創り上げたステージの裏側を間近で体感することで、公演後の余韻を感じながら、新たな視点で楽しめる機会を提供しました。参加者アンケートでは、100%が「満足」と回答し、顧客体験価値の向上に寄与したことが確認されました。
“鑑賞”だけじゃない、双方向の体験で公演の魅力を最大化
NFTデジタルスタンプを活用した特別企画やバックステージツアーの提供など、従来の鑑賞体験に加えて、インタラクティブな要素を取り入れることで、来場者はより深く公演やアーティストと関わる機会を得ることができます。
今回の公演は「アンサンブル天下統一」結成後初のチケット全席完売となりました。また、初めて鑑賞した方の割合も増加しており、新たな来場者層の拡大が見られました。これは、結成から11年目を迎えた彼らの音楽の魅力が、ますます多くの人々に広まっていることを示しています。
2024年12月に開催される次回公演では、NFTデジタルスタンプを取得したリピーター向けに特典をご用意しており、さらなる魅力発信を目指します。
豊かな文化芸術体験の創出へ
SPSは今後も、新しいアイデアを通じて顧客体験価値を向上させ、より豊かな文化芸術体験を創出するために取り組みを続けていきます。
「アンサンブル天下統一」について
「アンサンブル天下統一」は、“岡崎発信で音楽の素晴らしさを天下に伝える”をモットーに、岡崎市シビックセンターを拠点に活動している弦楽トリオです。岡崎市出身でソリストとしても活躍する中木健二(東京藝術大学音楽学部准教授)が、ヴァイオリンの長原幸太(読売日本交響楽団コンサートマスター)とヴィオラの鈴木康浩(読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者)と共に結成した、岡崎初のレジデント・アンサンブルです。
NFTデジタルスタンプ提供:スタートバーン株式会社
スタートバーン株式会社は、世界中のアーティストとアートに関わる全ての人が必要とする技術を提供し、より豊かな社会の実現を目指す会社です。アート作品の信頼性や真正性の担保および価値継承を支えるブロックチェーンインフラ「Startrail」を構築しています。今回のNFTデジタルスタンプ配布には、スタートバーンが提供するFUN FAN NFTが使用されています。
サントリーパブリシティサービス株式会社について
SPSは、1963年の創業以来、人と企業、人と文化、人と地域をつなぐ接点の場で、独自の価値を創造することに取り組んでいます。
ブランド創出やステークホルダーとの関係強化につながる工場見学・企業展示・企業受付・インフォメーション・コールセンターなどの企業施設や、音楽ホールや美術館などの文化施設の運営を行っています。また、施設運営で培ったノウハウを活かし、様々なターゲットに向けたオリジナルイベント企画提案、組織と人の成長を促す研修企画・運営、施設の価値創造・向上につながる施設運営トータルプロデュース業務を展開しています。