静岡の女流劇団HORIZON、新作マルチエンディング演劇『±Conclusion』上演決定
静岡県静岡市に拠点を置く女流劇団演劇ユニットHORIZONが、2025年7月5日(土)および6日(日)にの2日間、LIVE ROXY SHIZUOKAにて観客参加型の新作演劇『±Conclusion』を上演すると発表しました。この公演では、観客が投票によって結末を選ぶマルチエンディングのシステムが導入され、観客の選択が物語の方向性に直接影響を与える独自の試みが行われます。
「ダブルエンディングシステム」で物語が変化する
『±Conclusion』では、開演前に観客に対し「復讐は果たされるべきか?」という重要な問いを投げかけ、その回答によってエンディングが「プラス」または「マイナス」の2つに分かれます。観客がどちらの選択をするかにより、演じられる物語が全く異なる展開を見せることになります。通常の演劇観劇とは異なり、この形式は観客がストーリーの一部になっているという新しい体験を提供します。
女性のみのキャストで多様な役柄を演じる
この公演に出演するのは、全て女性キャストで構成されています。男性の役柄も女性が演じるため、さまざまな男役が登場し、観客の想像力を掻き立てることでしょう。HORIZONは、エンターテインメント性の高い舞台を展開しつつも、作品の中には社会的なテーマが強く込められています。今回の作品は、「刑事もの」と呼ばれる人気ジャンルを新しい視点から描いたオリジナルストーリーで、観客を引き込む技術を駆使しています。
地方演劇の新たな可能性を追求
HORIZONは、これまでの公演で「イマーシブシアター」に挑戦するなど、観客参加型の演劇体験を追求してきました。『±Conclusion』では、観劇中に観客の反応をリアルタイムで反映することで、体験型演劇の新たな可能性を広げることを目指しています。さらに、地域のライブハウスと提携し、地元文化の発展や新しい観客層の開拓にも取り組んでいます。
公演概要と演出への意気込み
本作の演出を担当するのは、構成演出を務める大橋美月氏。彼女は「復讐の是非」をテーマに置きながら、人間の愚かさや美しさ、そして脆さを描くことを目指しています。観客が投票で結末を選ぶことにより、現代社会の複雑な側面と直面するような、深いメッセージを伝えられるかもしれません。 公演は、静岡県内では珍しい形での観客参与型演劇を実現し、地域の演劇シーンに新風をもたらすでしょう。
公演情報
- - 公演期間: 2025年7月5日(土)、7月6日(日)
- - 会場: LIVE ROXY SHIZUOKA(静岡県静岡市葵区黒金町28-1-2)
- - チケット料金:
- S席:4,000円(最前ブロック)
- A席:3,000円(前方ブロック)
- B席:2,000円(後方ブロック)
(全席自由・税込)
チケットはカンフェティにて販売中で、興味のある方はぜひこの新しい演劇体験に参加してみてください。公式ホームページには詳細情報が掲載されていますので、ぜひご確認ください。観客と共に創り上げられる物語に、あなたも参加してみませんか?