絵本界の新作
2020-04-09 11:01:45
絵本界のノーベル賞受賞作家・ペク・ヒナの最新作『ぼくは犬や』が登場!
新作絵本『ぼくは犬や』の魅力
韓国の著名な絵本作家、ペク・ヒナの新作『ぼくは犬や』が2020年4月16日に発売されます。この絵本は、彼女の前作『あめだま』に登場した犬「グズリ」の視点を通して、人間の家族との日常を描く感動の物語です。
アストリッド・リンドグレーン記念文学賞の受賞
ペク・ヒナは、今年の3月に「2020アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を受賞しました。この賞は、絵本界のノーベル賞とも称され、世界中の作家の中でも特に注目されています。彼女の作品は、飼い主に対する無条件の愛や感謝を描いており、多くの読者の心を掴んでいます。
本作の内容
『ぼくは犬や』では、主人公のグズリが語り手となり、自身の成長と人間家族との関わりをユーモラスかつ心温まる視点で描写しています。グズリは、おかあちゃんから4番目に生まれ、バンウリ家に迎えられます。彼の目を通して、人間の身勝手さや可愛らしさ、そして犬としての愛情深さが見えてきます。
>ひとは、ぼくを、グズリとよぶんや。
>バンウリというおかあちゃんから、4ばんめにうまれたのが、ぼくや。
このように、グズリの視点で語られるストーリーは、犬と人間の愛情深い関係を温かく描いています。
心に残るイラスト
本書の魅力の一つは、ペク・ヒナが手がけた愛くるしい登場人物たちにもあります。彼女は、粘土で一体一体独自のキャラクターを制作し、表情豊かな人形を作り上げました。その数は70体以上にも及び、全て彼女が手掛けています。これにより、ページをめくるたびに新しい表情や感情が感じられ、読者を夢中にさせます。
翻訳の魅力
翻訳を担当するのは、人気絵本作家・長谷川義史さんです。長谷川さんのユーモラスであたたかいスタイルが、グズリの大阪弁での独特な語りを引き立てており、読者に親しみを与えます。特に、大阪弁の軽快さが物語に活気を与え、絵本の内容を一層楽しませてくれる要素となっています。
書籍情報
『ぼくは犬や』は、40ページにわたり、さまざまなイラストとグズリの物語が展開されます。定価は1,400円(税別)で、全国の書店で販売予定です。ぜひ手に取って、グズリの愛情あふれる日常を体験してください。公式サイトでも詳細な情報が掲載されています。
発売日:2020年4月16日(木)
判型:270×210mm上製
* お問い合わせ:株式会社ブロンズ新社、TEL:03-3498-3272
終わりに
ペク・ヒナの『ぼくは犬や』は、ただ単に犬の日常を描いただけでなく、その背後にある家族の愛情や、犬が持つ無償の愛を感じさせる名作です。読者にとっては、心温まるストーリーを通じて、犬との絆を再確認できる一冊となるでしょう。新たな感動を求める方にぜひおすすめしたい作品です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ブロンズ新社
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前6-31-15マンション31-3B
- 電話番号
-
03-3498-3272