防災アプリ連携
2017-02-24 09:00:08
防災アプリ『全国避難所ガイド』と日蓮宗が連携、災害時協力寺院情報提供を開始
防災アプリと地域寺院の新たな連携
災害時の迅速な行動が求められる現代において、防災アプリ『全国避難所ガイド』が新たに日蓮宗と連携することを発表しました。この協力により、全国にある5,165カ所の寺院の情報がアプリに登録され、災害時に必要な支援が受けられる体制が整います。これによって、避難者はより身近で信頼できる避難場所を知ることができ、防災意識を高めることが目指されています。
地域寺院の重要性
日本国内には約77,000の寺院が存在し、その数はコンビニエンスストアの店舗数を上回ります。この多くの寺院は、過去の大規模災害時にも地域社会の支援活動に貢献してきました。宗派を超え、多くの僧侶が被災地での救援活動を行い、避難所として施設を提供するなど、社会的使命を果たしています。日蓮宗もその一環として、『災害支援いのちの井戸プロジェクト』を立ち上げ、全国の寺院に対する調査を実施しました。この調査を通じて得られた情報は、災害時に非常に助けとなります。
新協定の内容
今回の協定においては、様々な支援が提供されることが明示されています。具体的には、生活用水の供給、帰宅困難者への支援、一時的な避難場所としての提供が含まれています。これにより、災害発生後の数時間から数日間にわたって、多くの人々を支援することが可能となり、災害時の不安を軽減することが期待されます。
アプリの機能と利便性
『全国避難所ガイド』アプリは、全国の避難所や避難場所、さらに医療機関などの情報を収録しており、約13万件にわたるデータを基にしています。このアプリは、ユーザーの現在地を瞬時に把握し、周辺の避難所を簡単に検索することが可能です。また、防災情報のプッシュ通知や安否確認機能など、多岐にわたる機能が搭載されています。ARカメラや避難コンパス機能により、より直感的に避難所の場所や自宅の方角を確認できるのも、このアプリの特長です。
今後の展望
日蓮宗との協定を皮切りに、『全国避難所ガイド』は他の宗派とも連携し、さらなる情報登録を進めていく方針です。今後も地域の寺院が災害時に役立つ情報を提供し続けることで、より多くの人々の安全を守るための取り組みが進むでしょう。安全な避難行動を促すために、アプリの利用がますます重要になっていきます。
協定締結式の詳細
この重要な協定の締結式は、2017年2月24日11時より東京都大田区の日蓮宗宗務院4階で行われます。協定締結式では、全国避難所ガイドの機能や掲載内容についての説明がなされる予定で、共同記者会見も開かれます。災害時に必要な情報をしっかりと把握しておくことが、いざというときの命を守ることにつながります。これからも多くの人にこのアプリが利用されることを願っています。
会社情報
- 会社名
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ファーストメディア株式会社
- 住所
- 東京都千代田区神田神保町1−42−4VORT神保町II 9F
- 電話番号
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03-5283-9015