Archedaへの出資
2025-06-10 12:31:25

グローバル・ブレインが株式会社Archedaに出資しカーボンクレジット市場に新たな風を吹き込む

新しいカーボンクレジットの在り方



最近、環境問題への関心が高まり、カーボンオフセットに関する取り組みが活発に進められています。特に自然由来のカーボンクレジットが注目されており、企業や自治体においてもカーボンニュートラル達成を目指す動きが加速しています。そんな中、グローバル・ブレイン株式会社が運営するMEイノベーションファンドは、衛星データとAI解析を活用し、自然由来のカーボンクレジット向けのdMRVソリューションを提供する株式会社Archedaに出資しました。

Archedaのミッション



Archedaは「地球の秘めた可能性を価値にする」というミッションのもと、自然環境のデータ化を進めています。衛星データやAIを用いた解析により、企業や自治体の自然管理の効率化を図り、適切なモニタリングを通じて、信頼性の高い自然由来のカーボンクレジットを提供しています。

彼らは、三菱電機が開発したレーダ衛星『だいち2号』などから得たデータを利用し、環境変化や炭素吸収量のモニタリング、そして基準値の評価を行うための高精度な技術とソフトウェアを開発しています。この技術はアジア地域での複数のパイロットプロジェクトで実証実験が進んでおり、今後の展開が期待されています。

森林資源管理の高度化



特に注目されるのは、Archedaが自治体向けに提供する森林資源量の把握や伐採・造林状況の解析支援です。この取組みは、日本国内におけるバイオマスマップの構築にも寄与しており、持続可能な森林資源の管理が可能になります。日本では2026年度から排出量取引制度が始まるため、カーボンオフセットの需要は高まる見込みです。そのため、森林資源の管理も今後さらに重要性を増すことでしょう。

投資の背景



グローバル・ブレインは、Archedaの技術力や経営陣のリーダーシップ、さらには自然由来のカーボンクレジット市場の成長の可能性を評価し、出資を決定しました。この投資により、三菱電機と連携しながら、Archedaの事業成長に向けたさまざまな支援を行う予定です。カーボンクレジットの市場は成長著しいため、企業や自治体には新たなビジネスチャンスが広がっています。

Archedaとグローバル・ブレインの実績



Archedaは2022年に設立され、東京都千代田区に本社を置いています。会社の基本的な事業内容は、リモートセンシングデータを利用した自然環境解析とカーボンクレジットの創出支援に特化しています。これを通じて、環境に配慮した資源管理が可能になることが期待されています。

一方、グローバル・ブレインは1998年に設立され、東京都渋谷区に本社があります。ベンチャーキャピタル事業を主体として、さまざまな分野におけるイノベーションを推進しています。今回の出資を通じて、両社のシナジーが生み出され、持続可能な社会に向けた新たな一歩が踏み出されることになるでしょう。

今後の展開に注目が集まる中、Archedaの取り組みはますます重要性を増し、環境問題解決に向けた道筋を示すものになると期待されています。私たちも、このような企業の成長を見守り、積極的に応援していきたいと思います。


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会社情報

会社名
グローバル・ブレイン株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷二丁目17番1号
電話番号

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