ヤマハ管楽器が金賞
2025-10-07 11:50:30

ヤマハ管楽器エントリーモデルの梱包箱がPentawards2025で金賞を受賞

ヤマハ管楽器が世界的なデザインコンペで金賞を受賞



ヤマハ株式会社が製作した管楽器エントリーモデルの梱包箱が、世界的に権威のあるパッケージデザインのコンペティション「Pentawards 2025」で金賞を受賞しました。この栄誉は、長年にわたって消費者との関わりを持つ有名ブランドの代表として表彰されたものです。

「Pentawards」は、2007年にベルギーで設立された国際的なデザインコンペであり、これまで19年間にわたり、世界95カ国以上から36,000件を超える応募が寄せられています。今回がヤマハにとって初めての参加であり、喜びをもって金賞を受賞しました。また、一般投票による「People's Choice Award」の最終候補作にも選ばれています。

受賞した梱包箱は、ヤマハの管楽器5種類のエントリーモデルに使用されているもので、特に初心者向けのトランペットやフルート、クラリネットなどに対応しています。これらの梱包箱は、2025年に16年ぶりに再設計され、サステナビリティや環境負荷低減を考慮したデザインとなっています。

デザインと評価の背景には、当社が培ってきたデザイン力があり、環境配慮への取り組みが高く評価された結果だと、楽器事業本部の坂本仁事業部長は述べました。今後も顧客に感動を与える製品づくりに努めるとともに、環境負荷低減も継続して行っていく所存です。同様に、技術本部デザイン研究所の川田学所長も、社会の価値観の変化に応じた魅力あるデザインの創出を目指すとしています。

具体的には、受賞したバッキングボックスのデザインは、楽器を半透明のアクリルケースの中に収めたかのように描写され、開封の瞬間に期待感を高める工夫がされています。外装4面には「ぼかし」を用いた表現が施されており、見た目にもお客様の心を捉えるデザインとなっているのです。

環境への配慮とデザイン刷新



今回の受賞に関連して、梱包デザインの刷新がもたらす環境面での主な成果も重要です。印刷技術をフルカラーのオフセット印刷から水性インクを使用したフレキソ印刷に移行することで、有害な揮発性有機化合物(VOC)や廃水の排出を大幅に削減しています。さらに印刷時間も削減され、全体的に印刷工程の効率化が図られています。

また、再生紙の使用率も100%に引き上げられ、環境に優しい素材を活用したデザインが評価されています。こうした取り組みを通じて、ヤマハは持続可能な製品作りを一層進め、消費者との関係を深めることを目指しています。

受賞の意義と今後の展望



この受賞によって、管楽器のエントリーモデルが持つ特別な意味も強調されます。多くの人にとって、初めて所有する楽器は特別な存在です。そのため、開封の瞬間に感じる期待や感動は、そのまま楽器への愛着や大切に使い続けることにつながります。今回の金賞受賞は、単なるデザインの新しさにとどまらず、商品の価値を高める重要なステップであると位置付けられています。

このように、ヤマハはデザインを通じて、環境への配慮や顧客との信頼関係を大切にしており、未来に向けてさらに魅力的で価値ある製品の創造に努めることを宣言しています。今後の展開に期待が持たれるところです。


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会社情報

会社名
ヤマハ株式会社
住所
静岡県浜松市中央区中沢町10番1号
電話番号

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