福島県双葉町をテーマにした新作腕時計「Futaba」
株式会社Fukushima Watch Companyが2024年11月16日(土)に新発売する腕時計「Futaba」は、福島県双葉町をテーマにしており、地域の歴史や未来を映し出す特別な一品です。この時計は、東日本大震災からの復興と地域支援の象徴でもあります。
背景とデザインの思想
双葉町は2011年の東日本大震災と福島第一原発事故の影響で、全町避難を強いられました。しかし、2022年に避難指示が解除され、人々が帰れるようになりました。この背景を持つ「Futaba」は、町の過去の生活や風景をリサーチし、未来の双葉町の姿を思い描きながらデザインされています。
さらに、売上の2%は双葉町の復興や地域支援に取り組んでいる団体に寄付され、時計を手にするお客様に社会的な意義を持たせています。これにより、単なる商品ではなく、双葉町の未来に貢献することができるアイテムとなっているのです。
商品の詳細
「Futaba」の基本スペックは以下の通りです。
- - 価格: 88,000円(税込)
- - 材質: ステンレススチール(SUS316L)
- - 風防: ミネラルガラス
- - ケースサイズ: 34mm(厚さ12.5mm、ベルト幅18mm)
- - ムーブメント: 自動巻(MIYOTA Cal.82S0)
- - 精度: -20~+40秒/日
- - 防水: 日常生活防水(5気圧)
また、クラシックなデザインを基にしたツートンカラーのダイヤルバリエーションが特徴です。ケースとブレスレットはミラー仕上げで、エレガントで現代的な印象を与えつつ、地域の歴史も感じさせます。特に34mm径のユニセックスサイズは、幅広い世代にマッチしやすくなっています。
さらに、裏蓋はスケルトン仕様になっており、仕組みが見えることで、腕時計愛好家にとっての楽しさも提供しています。ただのファッションアイテムではなく、精度の高い日本製のムーブメントを搭載することで、信頼性と耐久性も兼ね備えています。
企業理念と代表者の思い
Fukushima Watch Companyの代表取締役、平岡雅康さんは、時計業界での豊富な経験を生かしてこのブランドを設立しました。2019年3月には、世界最大の腕時計見本市「バーゼルワールド」にも出展し、その名声を高めています。平岡さん自身、ボランティアを通じて福島に魅了され、福島を日本の時計産業の中心地にすることを目指し、南相馬市に拠点を置きました。
腕時計はただの道具ではなく、時を刻むことで人々のストーリーをも感じさせる重要な存在です。Fukushima Watch Companyは、その時計を通じて、福島の魅力を世界に発信し、地域振興を図っています。
まとめ
腕時計「Futaba」は、単なる時間を示す道具としての役割を超え、福島県双葉町の復興と未来を象徴するアイテムとしての位置付けがあります。地元の歴史や文化を大切にしながら、新たなスタートを切る双葉町の姿を感じさせるこの時計は、多くの人々に愛されること間違いありません。
ぜひ、あなたの腕に「Futaba」を添え、福島の復興の一翼を担ってみてはいかがでしょうか。