大学生チーム「ちーむきびだんご」がスポGOMI大会で優勝
2024年10月27日、山形県鶴岡市の由良海岸にて「スポGOMI ワールドカップ 2025 日本 STAGE」の予選大会が開催されました。参加したのは計12チーム、合計36名の大学生たちで、熱戦の末、山形県代表となったのはチーム「ちーむきびだんご」です。この大会は、スポGOMIの国際大会につながる重要なステージであり、選手たちはごみ拾いをスポーツとして楽しみながら、環境保護にも貢献しています。
スポGOMIとは?
スポGOMIは「スポーツ×ごみ拾い」という新しい形のフットボールで、チームは3人1組で結成し、規定の60分間内に指定されたエリアでごみを集め、その量や種類に応じてポイントを獲得します。2025年に開催される「スポGOMI ワールドカップ 2025」では、世界中から30カ国以上の代表が集まり、海洋ごみ削減のための取り組みを広める壮大なイベントとなります。
ちーむきびだんごの活躍
この日、「ちーむきびだんご」は、なんと23.48kgものごみを回収し、2891.6ポイントを獲得しました。準優勝チームとの差は1590.4ポイントで、圧倒的な強さを見せました。この勝利により、全国大会「スポGOMI ワールドカップ 2025 日本 STAGE」への進出が決定し、さらなる活躍が期待されます。
大会全体では約62.5kgのごみが集まり、参加者たちが地域の清掃活動を通じて環境意識を高めることができました。会場近くの日々の清掃活動を行っている団体のおかげで、海岸はきれいに保たれていますが、一度荒れると多くのごみが漂着してしまいます。また、マイクロプラスチックも多く、問題視されています。
地域との連携と環境への意識
今回の大会では、山形県の観光キャラクター「きてけろくん」とのコラボ企画として「#きてけろくんと救おう」が行われ、当日は応援に駆けつけてくれた「きてけろくん」との楽しい交流もありました。参加者たちは記念写真を撮るなどし、地域の方々との絆も深まりました。
優勝した「ちーむきびだんご」は、普段からごみ拾い活動を行っている団体に所属しており、この成果を非常に喜んでいました。全国大会でも同様の成功を収めるため、力を尽くすと決意を新たにしました。
環境保護の重要性
日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」などの取り組みを通じて、国民一人ひとりが海洋ごみの問題に目を向け、自分ごと化することが求められています。スポGOMI大会は、ただの競技を超え、地域社会と連携しながら環境保護の意義を広めるきっかけとなるのです。このような取り組みが、持続可能な社会を築くために不可欠であることを実感させてくれるイベントでした。
最後に
スポGOMIを通じて、スポーツの楽しさだけでなく、環境保護の重要性を伝えることができる本大会。未来を担う若者たちが、清掃活動を通じて得た経験を今後に生かしていくことを期待しています。次回の全国大会でも、さらなる活躍を楽しみにしています!