加藤元の初児童向け小説『友だちは名探偵』がついに登場
株式会社主婦の友社から、待望の児童向けミステリ小説レーベル「ミステリ図書室」が始動し、記念すべきファーストタイトルとして『友だちは名探偵』が2025年10月29日に発売されます。この作品は、著者の加藤元さんによるもので、彼女はこれまで多くの作品を女性を主人公に描いてきました。そんな加藤さんによる初めての児童書、「子どもたちでも楽しめるミステリを」との思いが込められています。
あらすじ
物語は、小学6年生の高木とわが主人公。彼女はM小学校に転校してきたばかりで、クラスに溶け込めずに苦しんでいます。同じように浮いているクラスメイトの仲川冴と親友になり、二人の関係は特別なものとなります。仲川冴は成績優秀でありながらも、理不尽なことには正々堂々と立ち向かう魅力的なキャラクター。彼女の名探偵としての才能が、この物語の核を成しています。
物語の中で、二人は猫カフェの謎や意地悪な先生の正体、そしてうらしまたろうにまつわる不思議な事件に挑むことになります。高木とわにとって、仲川冴と過ごす日常はただの平凡ではなく、謎に満ちた冒険となるのです。
書店員からの評価
書店員からは、加藤さんが描く女の子たちのリアルな社会や言葉に懐かしさを感じるとの声が寄せられています。「女子同士の会話が本当にリアルで、小学生の頃を思い出しました」というコメントもあり、読者層である小学生以外の大人たちからの支持も期待されます。
著者について
著者の加藤元さんは、東京出身であり、大学を中退後に多様な職業を経験し、文筆業に転身しました。2009年には『山姫抄』でデビュー。その後も、女性を主題にした数多くの作品を発表し続けています。加藤さん自身、幼少期に『少年探偵団シリーズ』や『長靴下のピッピ』にも魅了され、今回の作品に至るまでの思いを語っています。読者は、彼女の情熱と子どもたちを楽しませたいという気持ちを感じ取ることができるでしょう。
書誌情報
- - 書名: 友だちは名探偵
- - 著者: 加藤元
- - 定価: 1430円(税込)
- - 判型 / ページ数: 四六判 / 256ページ
- - 発売日: 2025年10月29日(水)
- - ISBN: 978-4-07-461787-6
- - 発行: 主婦の友社
- - 購入リンク: Amazon | 楽天BOOKS
この本は、加藤元さんが描く子どもたちの冒険と成長、そして友情の物語が詰まった一冊です。これからの子どもたちにとって、刺激的な読書体験になること間違いなしです。「ミステリ図書室」の第一弾として、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。