スカイピークとドローンオペレーション、業務提携で進化する未来のドローン産業

スカイピークとドローンオペレーションが業務提携

2023年10月、株式会社スカイピークと株式会社ドローンオペレーションが業務提携を締結しました。この提携は、産業ドローン分野における人材育成や新たなビジネスの展開を加速させるものです。スカイピークは、東京都渋谷区に本社を置き、産業ドローンの教育と人材育成に力を入れています。一方、ドローンオペレーションは、先進的な産業ドローンの遠隔運航において確かな実績を持つ企業です。

提携の背景と目的

ドローン技術の進化とともに、その利用範囲は物流や河川巡視、警備監視、インフラ点検、災害対応と多岐にわたります。しかし、安全な遠隔運航や自動飛行の実現には、専門的なスキルや知識が必要であり、現状では特定の企業やオペレーターに依存する傾向が強いのが実情です。これに対処するため、両社はそれぞれの専門性を生かし、遠隔操作や自動飛行の拡大に向けたオペレーション技術の体系化に取り組むことを目指しています。

今後の展開

業務提携により、リモートオペレーター育成カリキュラムの更新を行い、今春から新たに操縦者育成講習を開始する予定です。このプログラムは、リモートオペレーションに特化した知識と技術を譲渡し、未来のドローン市場をけん引する人材を育成することを狙いとしています。また、事業者向けに技術検証から運用支援までをワンストップで行うサービスも構築予定です。

代表のコメント

両社の代表は、この提携について強い期待を寄せています。株式会社ドローンオペレーションの出口弘汰社長は、「人材育成に強みを持つスカイピーク社との連携により、運航技術を体系化し、目視外飛行の社会実装に寄与する意義は非常に大きい」とコメントしました。さらに、株式会社スカイピークの高野耀代表は、「この業務提携は、自動化の未来に向けた重要なステップであり、多くの人々にドローンの利活用を促進することを目指す」と話しています。