花王、物流改革で大賞受賞
2026-07-27 09:52:06

花王が「CLOオブザイヤー2026」で大賞を受賞、物流改革の先駆者として評価される

花王が「CLOオブザイヤー2026」で大賞受賞



2026年7月23日、花王株式会社が日経ビジネスが主催する「CLOオブザイヤー2026」で最高賞である大賞を受賞しました。この受賞は、物流を経営の重要課題として捉え、持続可能な物流の実現に向けた改革を積極的に進めてきた結果として評価されたものです。特に、経営視点からの物流改革を実施し、他社との連携による新たな取り組みが注目されました。

物流改革の背景



現代の物流環境では、トラックドライバー不足やコストの上昇が影響し、物流の維持が重要な課題となっています。特に、物流効率化法の改正により、一定規模以上の貨物を扱う企業ではCLO(Chief Logistics Officer、物流統括管理者)の選任が義務化され、企業は物流をタスクとしてではなく経営課題として取り組む必要があります。

花王の物流改革の主な取り組み



花王は、生活必需品を安定的に供給することを目的とし、物流機能の強化と維持を重要な経営課題として位置づけています。生産から流通までの一貫した流れを持つ同社の強みを活かし、他企業との連携を促進しています。

経営体制の強化とCLOの選任



2026年にはSCM部門からロジスティクス部門を独立させ、経営との距離を縮めています。これにより、物流改善を推進するための体制を整え、義務化に先立ってCLOを選任。これにより、物流の重要性を経営の中心に位置づけ、多様な課題に迅速に取り組んでいます。

拠点の最適化と自動化の推進



国内31か所の物流拠点を再編し、老朽化やシフトする物量に対応しています。これに加えて、人手不足に対する備えとして自動化設備の導入を進めており、ロボットとのハイブリッド運用を推進しています。たとえば豊橋工場では、次世代自動倉庫を設置し、自動運転フォークリフトを使用したトラックへの積み込み作業を実現しました。この成果により、倉庫内作業や輸配送の効率化が図られ、ドライバーの拘束時間は約50%削減されました。

共同配送の取り組み



花王は、三菱食品と協働し、食品や日用品、医薬品、出版など異なる業界にまたがる9社の荷主企業による共同配送コンソーシアム「CODE」を設立しました。この取り組みでは花王の物流データを活用し、共同配送における効率化を達成することを目指しています。

受賞に関するコメント



花王の執行役員でありCLOの森信介氏は、「このたびCLOオブザイヤー2026の大賞を受賞し、大変光栄です。物流を経営課題として捉え、前例のない改革を進めてきたことが評価され、協力してくださった皆様に感謝しています。今後も持続可能な物流の構築に挑戦し続けます」と述べています。

CLOオブザイヤーとは



「CLOオブザイヤー」は、日経ビジネスが主催し、物流を重要な経営課題として位置付ける企業を顕彰する制度です。効率化や持続可能性向上を通じて企業価値の向上を目指し、先進的な物流改革を評価します。この取り組みは、物流の役割を「守りの機能」から「攻めの経営資源」へと転換するものです。


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会社情報

会社名
花王株式会社
住所
東京都中央区日本橋茅場町1-14-10
電話番号

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