わかさスタジアム京都に野球専用AIカメラ導入!地域スポーツの新たな楽しみ方を提案
京都市スポーツ協会が運営するわかさスタジアム京都に、株式会社NTTSportictが提供する野球専用AIカメラ「STADIUM TUBE DoublePlay」とPTZカメラが常設導入されました。これは、野球専用AIカメラとPTZカメラの同時設置としては全国初、一般利用可能な野球場における野球専用AIカメラ導入としては近畿地区で初の事例となります。
このAIカメラ導入により、わかさスタジアム京都で行われる野球・ソフトボールの試合を無人で自動撮影・配信することが可能になりました。これまで中継・配信が難しかった試合も映像化することで、地域住民へのサービス向上と新たなスポーツ観戦体験を提供します。
さらに、同施設には朝日放送テレビ株式会社とNTTSportictが共同開発したタブレット端末を使用した次世代型マルチアングルライブ配信システム「STADIUM TUBE Touch」が、一般利用可能なサービスとして全国で初めて導入されました。
92年の歴史を持つ「わかさスタジアム京都」で新たな取り組み
1932年に完成し、92年の歴史を持つ「わかさスタジアム京都」は、京都野球の聖地として、年間300試合以上、社会人から学童まで幅広い年代の選手が利用する、大会規模も大きな施設です。しかし、これまで実際に中継・配信されていた試合は100試合程度で、残りの200試合近くは未配信でした。また、一般の人が試合を撮影する場合、球場全体を撮影するのは難しく、撮影者の負担も大きかったのが現状です。
これらの課題を解決するため、NTTSportictの自動撮影システム「STADIUM TUBE DoublePlay」が導入されました。これにより、これまで以上に多くの試合を撮影・配信することが可能になり、決勝戦などの重要な試合は「STADIUM TUBE Touch」を利用することで、より本格的な配信を誰でも簡単に実現できます。
地域スポーツのデジタル化を推進
NTTSportict、朝日放送テレビ、京都市スポーツ協会は、最先端技術を活用することで、わかさスタジアム京都で行われる野球の試合を、より多くの京都市民や全国の皆様に届け、地域スポーツを応援できる環境づくりを目指しています。スマートフォンやタブレットから試合動画を視聴できるようになり、地域スポーツの新たな楽しみ方を提案します。
「STADIUM TUBE DoublePlay」の詳細
「STADIUM TUBE DoublePlay」は、バックネット側とセンター側に2種類のAIカメラを設置し、複数アングルを自動で切り替えることで、専門的な映像制作ノウハウがなくても臨場感のある試合中継を低コストで行うことができるソリューションです。AIカメラ2台による複数アングル切り替えにより、従来の1台のみでの撮影よりも、より本格的で臨場感のある映像の中継を実現します。試合実況やスコアボードの入力により、映像コンテンツをさらに充実させることも可能です。
「STADIUM TUBE Touch」の詳細
「STADIUM TUBE Touch」は、常設設置されたAIカメラやPTZカメラなどの複数映像を、タブレット端末の映像画面をタッチするだけで、一般の方でも簡単にプロ感覚で画面の切り替え操作を行うことができるシステムです。デザイン化されたスコア表示、テロップ表示、プレーのリプレイ挿入などもボタン1つで行えます。打者や投手のアップを撮影できるPTZカメラの映像も、タブレット操作で様々な画面に切り替えることができます。撮影された試合映像は、独自の配信プラットフォーム「STADIUM TUBE MYPAGE」で視聴可能で、YouTubeなどで配信することも可能です。
今後の展望
京都市スポーツ協会、NTTSportict、朝日放送テレビは、スポーツのライブ配信を通じて「地域スポーツ✖ICT」を合言葉に、地域密着型のデジタル化社会の実現を目指します。