新たな自動倉庫システムの誕生
物流および製造業界において、業務の効率化は常に求められています。特に昨今の深刻な人手不足が影響している中、倉庫作業の自動化は喫緊の課題となっています。そんな中、三機工業株式会社が発表した「棚レス自動倉庫システム」は、これらの問題に未曽有の解決策を提示しています。
固定棚を必要としない魅力
この斬新なシステムの最大の特長は、固定棚が不要な点です。従来の自動倉庫では、既存の倉庫環境に後付けする際の設置のハードルが高かったのですが、この「棚レス自動倉庫システム」は、保管ケースを直接積み重ねる方式を採用しています。これにより、大掛かりな工事は一切不要で、施設の天井高が2.5メートルでも設置が可能となり、従来型システムに比べて約30%ものスペース削減を実現しました。
短工期での導入が可能
もう一つの注目すべきポイントは、短工期での導入の実現です。現地での据え付け工事は、最短で1日内に完了することが可能であり、最小30平方メートルのスペースからスタートすることもできます。また、AGV(自動搬送車)1台からでもスモールスタートが可能で、導入の敷居が低く設定されています。
フレキシブルなレイアウト変更
さらに、業務量に応じた柔軟なレイアウト変更も特徴です。出荷量や在庫量が変化した場合でも、保管レイアウトを簡単に変更でき、既存の業務を止めることなく自動化を段階的に拡張することができます。これにより、急成長を遂げる企業でもスムーズな運用が可能です。
在庫管理の精度向上
また、この新しいシステムは、リアルタイムの在庫管理を実現するためにコードリーダーなどの技術を取り入れています。これにより、商品や保管ケースの在庫状況を正確に把握し、導入先で運用中の倉庫制御システム(WCS)との連携も可能となっています。
2026年からの展開
三機工業は、2026年9月に東京ビッグサイトで催される「国際物流総合展2026」に出展し、同月より販促を開始します。この新たな倉庫システムは、物流業者や製造業のお客様のみならず、様々な業種のニーズに応じたパッケージ開発を進めていく予定です。さらに、今後もお客様との対話を重視し、個々の課題に対する省人化や自動化のソリューションを提案し続ける姿勢を貫いていくでしょう。
この「棚レス自動倉庫システム」により、企業が抱える倉庫や物流の課題が解決され、さらなる生産性の向上が期待されます。