三和建設の新たな挑戦:熱中症予防ゼリー「ゼネコンがつくったしおゼリー」
三和建設株式会社と岩瀬コスファ株式会社が手を組み、2025年度から「ゼネコンがつくったしおゼリー」を販売することが発表されました。このゼリーは、熱中症予防を目的とし、利用者が手軽に塩分を補給できる画期的なアイテムです。生産計画は今年150万本に達し、昨年度の約1.9倍の生産量にあたります。
日本気象協会によると、2025年の梅雨明けは早く、猛暑が全国的に続く見込みです。今年の大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」は、熱中症対策をさらに重要視することを訴えるものであり、特に建設現場で働く人々の安全を守る取り組みが欠かせません。
厚生労働省のデータによると、2020年から2024年の間に建設業から949人が熱中症で死傷しており、この分野は特に深刻な状況にあります。熱中症対策は、今後の建設業界における大きな課題の一つとして浮上しています。
「ゼネコンがつくったしおゼリー」は、2019年に三和建設の自社現場向けに開発され、当初は社内向けの熱中症対策商品でした。しかし、メディアに取り上げられたことで他社からの問い合わせが相次ぎ、販売の道が開かれました。広報・マーケティング担当の北纓さんは、社外販売を提案し、熱中症を「建設業からなくす」という川口の情熱を実現させました。
三和建設は1947年設立の中堅建設会社で、我々が普段目にする建設業のイメージとは異なる面が多い企業です。定款には、様々な関連業務が記載されていますが、食品業界での経験はまったくありませんでした。そのため、ゼリーのパッケージデザインやネーミングには特に力を入れ、人々の目を引くように工夫されています。2021年4月からは、事業内容に「菓子の販売」が追加され、ECサイトでの販売がスタートしました。
発売から5年が経過し、商品は多くの家庭に普及しています。顧客からは「熱中症が出なくなった」という嬉しい声や、特定の条件下でも安心して食べられる商品として高く評価されています。
昨年までは生産体制の都合で部分的に品切れになった経験もありましたが、今年からはGMP認定工場に生産ラインを移設し、より高い品質管理を行うことで安定供給が実現可能になりました。
三和建設は、78年の歴史を持ちつつも、新たな挑戦を受け入れる企業文化を大切にしています。社員の意見を尊重しながらこの商品を開発したことで、マーケットに必要とされる商品作りができたのです。
テレビで紹介された際には、注文が殺到し、社員が休日返上で発送作業を行うなど、熱心なサポートが行われました。これは「しおゼリー」が多くのファンから愛されている証です。今後も三和建設は、熱中症予防の活動を通じて、業界全体に良い影響を与えることを目指していくでしょう。
商品情報
- - 商品名: ゼネコンがつくったしおゼリー
- - 成分: BCAA、マルチビタミン、マルチミネラル、茶花エキス
- - 内容量: 1Km
- - 価格: 5,400円(税込)
- - 送料: 一律600円(2袋以上で送料無料)
- - 賞味期限: 18ヶ月
- - 販売: 三和建設のECサイト「STORES」にて
ゼネコンがつくったしおゼリー購入ページ
会社概要
- - 商号: 三和建設株式会社
- - 代表者: 代表取締役社長 森本尚孝
- - 所在地: 大阪府大阪市淀川区
- - 設立: 1947年5月
- - 事業内容: 総合建設業
- - 資本金: 一億円
- - URL: 三和建設公式サイト