LAPRASとスタートアップクラス、業務提携でディープテック人材のマッチングを強化
LAPRAS株式会社と株式会社スタートアップクラスが、業務提携を結びました。この提携は、LAPRASが支援する韓国のハイスキル人材と、スタートアップクラスが採用を支援する日本のディープテックスタートアップのマッチングを強化することを目的としています。両社が連携することで、転職希望者と企業の採用機会の拡大を目指します。
提携の背景
日本のディープテック領域では、実務に即した人材の不足が深刻な問題となっています。特に、ソフトウェアエンジニアやMLOps、プロダクトマネジメント、ビジネス開発など、多様なスキルを持つ人材が求められています。近年、日本では博士課程学生数が減少傾向にあり、その影響で高技能な人材の供給が追いついていません。これに対抗するためにも、スタートアップの五ヵ年計画が進められ、ディープテックに関する人材需要が高まっています。
一方、韓国には理系の修士・博士号を持った人材が多く存在しますが、厳しい就職市場に直面しています。2023年の有効求人倍率は日本の半分以下であり、結果として多くの韓国人が海外での就職を求めるようになっています。このような背景から、両社は国際的なキャリアニーズを結びつけ、ディープテック分野での人材不足を解消することを目指しています。
提携内容
具体的には、LAPRASが提供する韓国のハイスキル人材(AI、バイオ、半導体、ロボティクスなどの分野)と、スタートアップクラスが支援するディープテックスタートアップの求人情報を活用し、両者のマッチングを強化する取り組みが行われます。
また、両社の資産を相互に活用しながら、転職希望者や企業の採用機会の拡大にも努めていく方針です。この連携によって、より多くの企業と候補者が適切にマッチングされることで、成功事例が増えることが期待されています。
代表者のコメント
LAPRAS株式会社の代表取締役CEOである染谷健太郎氏は、「国境を越えて機会を求める韓国のハイスキル人材と、日本のディープテックスタートアップの挑戦をつなぐことで、世界にインパクトを与えるイノベーションを支援したい」と述べました。また、株式会社スタートアップクラスの藤岡清高社長は、「ディープテックの成長には、国境を越える人材流動性が欠かせません。LAPRASとの連携により、スタクラのスタートアップの採用成功率を高めていきます」と強調しました。
会社概要
LAPRAS株式会社
- - 所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿 16F
- - 設立:2016年5月11日
- - URL: LAPRAS
株式会社スタートアップクラス
- - 所在地:東京都目黒区三田1-12-26 Ebisu Borg 101
- - 設立:2011年4月5日
- - URL: スタートアップクラス
この提携によって、両社は国際的な視点での業界発展を目指し、テクノロジーと人材の新たな出会いを創出します。