「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2025 成果発表展『リンガ・フランカ』第2期」
トーキョーアーツアンドスペースでは、2025年7月5日から8月10日まで「リンガ・フランカ」第2期が開催されます。この展覧会は、国内外のアーティストたちによる作品を展示し、さまざまな文化的背景が交わる場を提供することで、新たな表現の可能性を模索します。
展覧会概要
この展覧会は、トーキョーアーツアンドスペースのレジデンスプログラムに参加したアーティストが集結する場です。彼らは2024年度に海外の提携機関に派遣され、ブリュッセル、ソウル、ヘルシンキ、台北など様々な都市で経験を積みます。本展では、彼らが滞在中に得たインスピレーションや問題意識を作品に反映させ、その貴重な体験を来場者と分かち合います。
展示されるアーティストには、AKONITO、綾野文麿、金 サジ、小宮知久、陳哲、露木春那、クリストファー=ジョシュア・ベントンの7名がいます。彼らの作品は、個々の文化的背景が交錯し、異なる視点からの入門を提供します。展覧会期間中にはアーティストによるトークイベントやパフォーマンスも予定されています。
展覧会のテーマ
「リンガ・フランカ」という言葉は、異なる言語を話す人々が共通の理解を持つために生まれた言語を指します。本展のテーマは、人間の交流と適応の過程を描いたものであり、出展アーティストたちが各自の文化的背景を超えて、共通の理解を求める姿を反映しています。
参加作家の紹介
- - AKONITO: ベルギーが舞台の彼は、過去のフェミニズム運動と現代の社会問題を掘り下げます。
- - 綾野文麿: 言葉遊びを通じて文化的な習慣や信念に疑問を呈します。
- - 金 サジ: ソウルの文化的背景をもとに、アイデンティティやトラウマについて探求。
- - 小宮知久: 音楽を通じて文化の接点を探し、新たな音楽形式を模索しています。
- - 露木春那: 歴史的背景を踏まえた作品を通して、心の共鳴を探ります。
- - 陳哲(チェン・ズ): お香を焚くことで神聖な存在との交流を考察した彫刻作品を発表。
- - クリストファー=ジョシュア・ベントン: アフリカ系アメリカ人としてのアイデンティティをテーマにした作品を展示。
関連イベント
展覧会に合わせて、アーティストとの対話やパフォーマンスが行われます。以下のイベントが予定されています:
- - アーティスト・トーク 1: 7月6日(日) 16:00~
- - アーティスト・トーク 2: 7月12日(土) 16:00~
- - パフォーマンス(金 サジ & 河 栄守): 7月12日(土) 18:00~
- - 小宮知久のワークショップ: 予約制で行われます。
この展覧会は、アートを通じて異なる文化の理解を深める貴重な機会です。アートに興味がある方も、新しい視点を求める方も、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。東京における国際的なアート交流の舞台として、「リンガ・フランカ」は特別な体験を提供することでしょう。