Kiloview社が次世代のIPベースのビデオ伝送ソリューションを提供することを発表しました。今年のIBC 2024では、同社が発表する革新的な技術を体験する機会が用意されています。このイベントでは、特に注目されるのが新しい「Cradle Series RF-02」や、多様な用途に対応できる「P3 Series with KiloLink Server Pro」です。また、包括的なNDIソリューションも紹介され、メディアワークフローを革新することが期待されています。
Cradle Series RF-02 - 統合メディアセンター
Kiloviewが新たに発表した「Cradle Series RF-02」は、2RUサイズで設計されたコンパクトなメディアセンターです。この製品は、AV-over-IPワークフローを革新します。優れた機能性とコストパフォーマンスを兼ね備え、最高の効率を提供します。
RF-02には、3系統の10Gbps SFP+ファイバーおよび1系統の10Gbps RJ45イーサネットポートが搭載されており、高い帯域幅を持つネットワークスイッチとして、データフローの管理を効率化します。ARM64マイコンをメインコントローラーとして使用し、KiloLink Server Proを稼働させることで、すべての拡張カードを一元管理できます。
この製品のモジュール式設計では、最大18枚の拡張カードを接続でき、ビデオエンコーディング、デコーディング、NDI変換、ボンディングサービスなど、多様な機能を提供します。省スペース設計により、最小のラックスペースで最大限の機能を引き出し、メディア制作の現場において極めて便利です。IBC 2024での展示も予定されていますので、ぜひKiloviewブースまで足を運んで体験してください。
P Series with KiloLink Server Pro - 次世代ワイヤレスボンディング
Kiloviewの新たなPシリーズに含まれるワイヤレスボンディングエンコーダー「P3 mini 4G」は、ワイヤレス伝送の新しいスタンダードとなります。このP3シリーズの主な特徴には、6回線でのネットワークボンディングや、冗長電源による故障時の安定性があります。無制限のチャネル数に対応し、幅広いビデオフォーマットで信頼性の高いストリーミング性能を維持します。
ユーザーからの評価も高く、長寿命のバッテリーと高品質なビデオにより、コストパフォーマンスに優れた製品として認識されています。今後、IBCでP3シリーズが正式に展示される予定で、多くの業界での使用が見込まれています。
さらに「P3 mini」も展示され、H.265の5チャンネル4Gボンディング機能や特許技術であるKiloLink対応の製品が紹介されます。動的ビットレート調整や帯域オーバーレイ機能を利用することで、コストを大幅に削減でき、ユーザーにとっても魅力的な選択肢です。
包括的なNDIソリューション
Kiloviewは省エネルギーで高品質の映像を実現するNDI 6.0を用いた包括的なNDIワークフローソリューションも公開します。この技術を用いた「N60」および「N50」は、HDR画質の映像を提供し、コントラストと色彩の幅が拡大しました。
NDIツールには、リモートソースを管理するためのNDI Bridgeがあり、制作フローをシームレスに統合します。さらにIBCでは、超低遅延のポイント・ツー・ポイント伝送に関するデモンストレーションも行います。
結論として、KiloviewはIBC 2024に参加し、AV-over-IP技術の革新を展示します。専門スタッフが来場者の皆様をお待ちしていますので、ぜひKiloviewブースを訪れることをお勧めします。Kiloview社は、ハードウェアとソフトウェア開発を通じて、AV over IP業界をリードする存在です。変換や伝送、管理に関するソリューションが多岐にわたって提供され、さらなる技術革新が促進されています。