手足を使わず絵を描く芸術の魅力を伝える展覧会開催

絵画展「口と足で表現する世界の芸術家たち」の開催

2026年1月16日（金）から18日（日）まで、東京都渋谷区の「渋谷キャスト」にて、特別な絵画展が開催されます。この展覧会は、口や足を使って描く芸術家たちの作品を紹介するもので、入場は無料です。

このイベントは、両手が不自由な世界中の画家が口や足を用いて描いた作品を展示するもので、三菱電機ビルソリューションズ株式会社が主催しています。展覧会の目的は、参加者に絵画を通じて障害を持つアーティストの存在を知ってもらい、その活動から感動を共有することです。

開催概要

- 展覧会名: 絵画展「口と足で表現する世界の芸術家たち」
- 開催日時: 2026年1月16日（金）〜18日（日）各日10:00〜18:00（最終日は17:00終了）
- 開催場所: 渋谷キャスト（東京都渋谷区渋谷1-23-21）
- 入場料: 無料
- 展示作品数: 36点
- 実演: 画家による実演も予定されており、梅宮俊明氏と古小路浩典氏がそれぞれ特定の日に登場します。

アーティストの紹介

この展覧会に参加するアーティストの一人、梅宮俊明氏は1966年生まれの日本人で、19歳の時に自動車事故に遭い、以降は口での描画に目覚めました。彼は2006年に障がい画家の作品展に出展し、その後も多くの受賞歴があります。また、古小路浩典氏は1963年生まれで、中学時代に事故に遭い首から下が不自由となりましたが、入院中に口と足で描く絵画に出会い、本格的な活動を始めました。彼もまた多くの個展を開催している実力派のアーティストです。

これまでの活動

本展は1992年から毎年開催されており、これまでに298回の開催実績があります。来場者は約830,000人に達し、多くの方々に感動を与えてきました。三菱電機ビルソリューションズは、社員やその家族がボランティアとして運営に関わることで、この活動を支えてきました。

イベントの公式ウェブサイトでは、今後の開催スケジュールや詳細情報が随時更新されていく予定です。興味のある方はぜひ訪れてみてください。

絵画展の意義

このような特別な展覧会を通じて、障がいを持つアーティストたちの作品が人々に感動を与え、共生社会の実現に向けての理解が深まることが期待されます。美術を通したこの社会貢献活動は、今後の日本におけるアートシーンにも多大な影響を与えていくでしょう。

「口と足で描く芸術家協会」は1956年に設立された団体で、69の国や地域に約740名の会員が在籍しています。日本支部の活動も活発で、多くの人々がその作品を受け入れ、楽しんでいます。

興味深い作品や感動的な実演をぜひ体験しに、渋谷キャストへ足を運んでみてはいかがでしょうか。