世界遺産検定が新たに改訂
世界の文化や歴史、人類の宝を学ぶ世界遺産検定が大きく進化しました。このたび、NPO法人世界遺産アカデミーと世界遺産検定事務局によって、公式テキストの2級、3級、4級が全面改訂されることが発表されました。これにより、2024年に新たに登録された「佐渡島の金山」など、最新の世界遺産情報を学ぶことができるようになります。
改訂のポイント
最新の検定用テキストの発売日は2025年3月18日です。この日からは、7月に行われる第60回世界遺産検定から新テキストに基づいた問題が出題されます。特筆すべきは、2024年に新設される準1級の問題も収録された過去問題集が同時に発売される点です。
各級のテキスト概要
くわしく学ぶ世界遺産300
- - 定価: 2,640円(税込)
- - 体裁: A5判・284ページ
このテキストでは、日本国内の遺産26件に加えて、世界の代表的な遺産300件が写真付きで詳解されています。特に、世界遺産の分類や横のつながりに注目しながら学ぶことができ、英語の解説も含まれているため、国際的な理解を深めるのにも役立ちます。
きほんを学ぶ世界遺産100
- - 定価: 1,980円(税込)
- - 体裁: A5判・188ページ
この3級公式テキストでは、日本のすべての遺産26件と高校の学習で扱われる遺産を中心に、世界の遺産100件が紹介されています。テーマ別にまとめられていることで、各地域の多様性を学ぶことができます。英語での解説もあり、国際理解にもつながります。
はじめて学ぶ世界遺産50
- - 定価: 1,320円(税込)
- - 体裁: A5判・148ページ
この4級用テキストは、日本の遺産と世界の主要な遺産36件を取り上げており、特に豊富な写真やイラストが特徴です。中学生や高校生の英語学習にも活用できる内容となっています。
過去問題集が新たに登場
過去問題集は、1・準1・2級と3・4級の2025年度版がそれぞれ発売されます。これにより、検定問題の傾向を把握し、充分な受験対策が可能となります。過去の検定問題を参考にすることで、合格のための自信を得ることができるでしょう。
- - 過去問題集 1・準1・2級 2025年度版: 2,090円(税込)
- - 過去問題集 3・4級 2025年度版: 1,485円(税込)
世界遺産検定とは?
世界遺産検定は、文部科学省の後援のもと、世界の文化遺産に対する理解を深め、多文化共生の促進を目的として2006年に開始されました。毎年実施されるこの検定には、20代を中心に子どもからシニア層まで広い年齢層の受験者が参加しており、年4回、全国で開催されています。
おわりに
世界遺産を学ぶことで、旅行がもっと楽しくなり、国際理解も深まることでしょう。興味のある方は、新テキストと過去問題集の予約をお忘れなく!詳細な情報は公式ウェブサイトをチェックしてください。