薪火料理とワインが楽しめる新たな宿泊体験「song」オープン

長野県小諸市にある温泉旅館、中棚荘が新たに開業するレストラン兼宿泊施設「Restaurant & Stay song」は、2025年6月20日（金）にオープンします。この新しい体験の場は、地元の豊かな自然と文化を活かした薪火料理を提供し、目の前に広がるブドウ畑や美しい風景を楽しむことができる特別なスポットとして期待を集めています。

中棚荘は、創業126年の歴史ある温泉旅館で、島崎藤村ゆかりの宿として知られています。今回は、その中棚荘が運営するジオヒルズワイナリーの敷地内に「song」をオープンする運びとなりました。ジオヒルズワイナリーは、2002年にワイン用ブドウの栽培を始め、現在ではシャルドネやメルロー、ピノ・ノワールなどが育てられています。このワイナリーを背後に持つ「song」では、薪火で調理された料理と共に、ワイナリーのオリジナルワインを堪能できることが特徴です。

音楽の「歌」を意味する「song」という名称には、地域の営みや文化を感じる料理が提供される場所にしたいという思いが込められています。ここでは、自然とのつながりを大切にし、訪れる人々が地域の魅力を発見できるような特別な体験が提供されます。

gestroomsは、一日一組限定の贅沢な宿泊体験を提供し、まるで醸造家の家に泊まるような感覚を実現しています。オーベルジュ「song」では、地元の新鮮な食材を生かした薪火料理を楽しむことができ、シェフ自らが野山から採取した食材を使用。また、宿泊者は、隣接するジオヒルズワイナリーの美味しいワインとも出会うことができます。

料理は、シェフ田村周平が担当しており、彼は自然の中での調理法、特に薪を使用した料理の魅力に強く惹かれています。地産地消を重視し、信州の豊かな食材を活かすことで、地域との一体感を体現しています。田村は「軽井沢からのお客様との交流を深め、地域の食文化を育みたい」と語り、地域と世界との架け橋となることを目指しています。

宿泊は1日1組限定のため、静かでリラックスできる環境が整っています。ここでの体験を通じて、御牧ケ原の大自然や、立ち並ぶ果樹園、毘沙門天の美しい風景を感じ取ることができるでしょう。

「song」の設計・監理はPuddle株式会社が担当しており、モダンなデザインと地域らしさを融合させた仕上がりになっています。特に、風景を意識した設計は、訪れる人々に印象深い体験を提供します。「song」のロゴデザインには、地域の営みや自然の大きな力を形作るものとしての意味が込められており、訪れる人々に地域とのつながりを大切にする思いを伝えています。

ジオヒルズワイナリーと中棚荘、そして新たにオープンする「song」は、長野県小諸市に新しい文化を育む未来を示しています。これから訪れる皆様には、自然に寄り添う料理と共に、深い感動を体感していただきたいと思います。ぜひ、このユニークな宿泊体験を彼方にお楽しみください。