ヤマシタの韓国進出
2025-05-02 10:33:03

急増する高齢者に応えるヤマシタの韓国進出

介護用品レンタルのヤマシタが韓国へ進出



介護用具のレンタルサービスを展開する株式会社ヤマシタは、2025年4月から韓国で介護用品の卸販売事業を開始すると発表しました。これは高齢化が急速に進行する韓国市場への進出を目指したもので、すでに2020年から中国に進出しているヤマシタにとって、2カ国目の海外展開となります。

韓国の高齢化状況



アジアの中でも特に急速な高齢化が進行している韓国。2045年には日本を抜いて65歳以上の高齢者の割合がアジアで最も高くなることが予測されています。伴って、介護用品の租用需要も急増しており、2010年から2023年にかけてその数字は右肩上がりを見せています。韓国の介護市場は、今後2040年にかけてさらに拡大が続く見通しです。

ヤマシタは、韓国の介護事業者を対象に、質の高い介護用品の提供を切り口に市場にアプローチします。介護現場からのヒアリングを通じて、韓国における介護用品の品質に関するニーズの高さが明らかになり、高機能で質の高い製品を求める声が強いことが分かりました。

ヤマシタの事業計画



ヤマシタの新たな子会社「株式会社山下三井」は、韓国での卸販売を担当します。ヒューマンサーバーの販売ルートを活用し、海外製の優れた介護用品を現地のレンタル業者に届けていく予定です。また、卸販売が安定した後は、レンタル事業や介護教育事業への拡大も計画されており、長期的な成長が期待されます。

企業理念と成長戦略



株式会社ヤマシタは、1963年に設立以来「正しく生きる、豊かに生きる」という理念で事業を展開してきました。現在、リネンサプライ事業および介護用品のレンタル・販売事業において業界大手の地位を確立しており、急成長を続けています。2030年には850億円の売上を目指し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を積極的に進め、質の向上を図っています。

さらに、今後の展開として2050年には売上高1兆円を見込んでおり、業界再編や高付加価値化に取り組むことで、非連続成長を達成する意向です。このように、急速に変化する社会のニーズに応じて、ヤマシタは 国際的なビジョンを持っており、彼らの成功事例は他国にも影響を与えることが期待されています。

まとめ



日本の成功モデルを基に、韓国市場への進出を図るヤマシタ。急激な高齢化が進む中で、質の高い介護サービスの提供を通じて、新たな価値を創出し続ける企業としての成長が楽しみです。彼らの取り組みは、アジア全体における介護サービスの質向上に多大な影響を与えることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ヤマシタ
住所
静岡県島田市中河737
電話番号
03-5730-4545

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