全国で開催される「品質管理(QC)検定」が2025年9月から、CBT(Computer-Based Testing)方式へ移行します。この新方式は、日本規格協会と日本科学技術連盟が共催する試験で実施され、3級と4級が対象となります。これにより、受検者は全国の約350ヵ所に設けられた試験会場から自由に日時を選び、受験できるようになります。
従来の筆記試験に比べ、CBT方式は受検者にとって多くの利点をもたらします。例えば、受検者は自らの都合に合った日時を選ぶことができるため、勉強のスケジュールに合わせやすくなります。また、自然災害や新型コロナウイルスのような感染症の影響で試験が中止されるリスクも大幅に軽減されるため、安心して受験に臨むことが可能です。
株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ(CBTS)は、試験運営の専門企業として、これまでに数多くの試験システムを構築してきた経験を持っています。今回のCBT化にあたっては、申込業務から試験の実施、採点、受検者管理に至るまで、徹底したサポート体制を整えて実施する予定です。これにより、受検者がより快適にQC検定を受けられる環境が整うことが期待されています。
受験申し込みはWebから行うことができ、個人と団体の両方に対応しています。また、QC検定のホームページも用意されており、詳細情報や申し込みの流れなどが確認できます。
なお、1級および2級のQC検定については従来通り、年2回(9月・3月)の筆記試験が継続されます。重要な資格であるQC検定のスタイルが変わることで、これからますます多くの人が受験に挑むことができるようになります。
また、CBT方式の導入は、日本の品質管理に対する強い支援とも言えます。企業においては、理解を深め、高めるためにQC検定の受験を行うことが今後ますます重要となるでしょう。この新たな試験形態が多くの受検者にとっての新しいスタートとなることを期待しています。
試験の詳細や申し込みについては、QC検定の公式Webページ(
https://webdesk.jsa.or.jp/common/W10K0500/index/qc/)を訪れてご確認ください。
CBT方式によるQC検定は、私たちの生活や業務に役立つ品質管理の国際的な基準を理解する手助けとなるでしょう。受験の準備を進め、ぜひこの機会にQC検定に挑戦してみてください。