メルカリShopsでの成功を収めた参考書店、ブックスドリームの歴史と戦略

メルカリShopsでの成功を収めた参考書店、ブックスドリームへの道

創業から現在までの足跡

株式会社ブックスドリームは、大阪府大阪市を拠点に、専門的な参考書、医学書、教科書、予備校テキストなどの買取および販売を行っている企業です。2010年に「本でつなぐ人と人」という理念の下に創業し、2025年には創業16年目を迎えます。この間に、同社は45万件以上の買取実績と4000万冊以上の書籍を取扱うまでに成長しました。

新しい販売チャネルへの挑戦

ブックスドリームは、長年にわたり「Amazonマーケットプレイス」や「ヤフーオークション」といったプラットフォームでの販売に従事してきましたが、2023年にメルカリShopsに新たに出店しました。この決断は、ニーズの多様化に応えるための重要なステップとなりました。

出店から2年が経過した2025年6月には、驚くべき14万5千の評価と2万5千フォロワーを達成し、出品点数も30万点を突破しました。この販売好調は、顧客の期待にしっかり応えた証といえるでしょう。

メルカリShopsアワード 2024 部門賞の受賞

さらに、2025年2月には「メルカリShopsアワード 2024 部門賞」を受賞しました。この評価は、同社がどれだけ顧客満足を重視しているかの証拠です。ブックスドリームは、顧客のニーズに応じた書籍を適正価格で提供することをモットーにしています。

効率的な運営体制

ブックスドリームの成功の要因は、ただ単に商品を売るだけではありません。2023年には、EC一元管理システムを活用してメルカリShopsに参入したことが代表的なモデルケースとして紹介されました。これにより、同社は「仕組み」「システム」「人材」によって品質を保証し、効率化を図ることに成功しました。

買取サービスと販売サービスの展開

同社の買取サービスは、「学参プラザ」「専門書アカデミー」「メディカルマイスター」の3つの自社サイトを持ち、全国からの送料負担なしで買取を行うなど、顧客にとって非常に利用しやすい仕組みを整えています。段ボールの無料送付サービスも行っており、さらに利便性を高めています。

販売面でも、メルカリの他に「楽天市場」や「ラクマ」でも出品を開始し、常時30万点以上の書籍を取り揃えています。