Gainsight、日本及びアジア太平洋地域でのビジネス展開を加速

Gainsight、日本及びAPAC地域でのビジネス展開を加速

Gainsight（ゲインサイト）は、Japan Cloudと業務提携を結び、日本とアジア太平洋（APAC）地域におけるビジネスの拡大を計画しています。近年、カスタマーサクセスへの需要が急成長している中で、Gainsightは2022年1月の決算で過去最高の売上成長を記録しました。2022年度には顧客基盤を広げ、コミュニティプラットフォームのinSided社を戦略的に買収するなど、従業員数の増加や製品強化にも取り組んでいます。また、Gainsightはあらゆる企業が容易に導入できる「Gainsight Essentials」を発表し、その導入を合理化しています。

これにより、Gainsightは日本とAPAC地域での大きな成長を見込んでいます。ここ数年にわたり、グローバルな販売活動を展開し、日本の顧客にもサービスを提供しています。

日本市場におけるGainsightの重要性

Sansan株式会社のCROである富岡圭氏は、同社のミッションについて触れ、「出会いからイノベーションを生み出す」という考えの下、2012年から日本企業向けにカスタマーサクセスに注力してきたと述べています。Gainsightの利用は、顧客マネジメント基盤の構築やヘルススコアの高度化において重要な役割を果たし、同社のカスタマーサクセスを進化させていると言います。今後、GainsightとJapan Cloudのパートナーシップにより、ユーザー企業のさらなるイノベーション創出が期待されています。

サクセスラボを代表する弘子・ラザヴィ氏は、「世界シェアトップのカスタマーサクセス・プラットフォームが日本市場に進出することを非常に嬉しく思います。Gainsightは、この分野の新たな基盤を築いてきたリーダーであり、日本企業においてもその重要性は増しています。」と語っています。ラザヴィ氏は、成功事例の共有を通じて、日本のカスタマーサクセス市場をさらに盛り上げる意欲を示しています。

グローバル展開と日本市場の特性

世界中の企業がSaaSモデルに投資する中、Gainsightは、全社的かつ専門的なカスタマーサクセスの取り組みが重要であると強調しています。特に、高成長企業にとって解約率の低減と製品導入の最適化は必要不可欠であり、これがGainsightとベンチマーク企業との調査で明らかになりました。

Japan Cloudは、日本市場向けに海外事例のあるB2B SaaS企業の展開を支援し、景気回復や企業成長に寄与しています。Gainsight株式会社の取締役会メンバーである福田康隆氏は、この提携により日本市場への進出を加速し、カスタマーサクセス領域のリーダーとして日本企業の持続的成長を支援する意志を示しました。

GainsightのCRO、Jeff Depa氏も日本市場への進出は重要な一歩であり、現地の企業がカスタマーサクセスを通じて成功を収める手助けをしたいと述べています。日本市場ではヒューマンファーストの考え方が根付いており、その中でGainsightは顧客の成功に寄与することを目指しています。Gainsightは東京を拠点に、今後経営陣を任命し事業展開を進める予定です。