社員研修の最新動向と企業の取り組みについての調査結果

新型コロナ後の社員研修に関する調査結果

リスクモンスター株式会社は、法人会員向けに提供する研修サービス「サイバックスUniv.」に関するアンケートを実施しました。この調査は2024年8月に行われ、250社の企業の担当者からの回答をもとにしています。新型コロナウイルスの影響で企業研修のかたちが変化した今、どのような研修が行われているのか、また企業はどのように教育研修予算を見直しているのか分析しました。

調査の背景と目的

新型コロナウイルスの影響でオンライン研修が普及する中、最近では対面研修やハイブリッド型研修の需要が高まっています。この調査は、2024年の現在における企業の教育研修ニーズを捉えるために実施されました。

調査結果の概要

1. eラーニングと集合研修の実施状況

調査によると、eラーニングは全社員を対象とした研修が多く実施されており、特に「コンプライアンス研修」が最も多く実施されています。また、集合研修ではディスカッションやグループワークを組み込んだ階層別の研修が主流です。

- eラーニングの研修内容TOP3:

1. コンプライアンス
2. 情報セキュリティ
3. ハラスメント防止

- 集合研修の研修内容TOP3:

1. 新入社員研修
2. 管理職研修
3. 中堅社員研修

2. 新入社員が身につけるべきスキル

新入社員には基礎的なスキルが重視されており、「ビジネスマナー」、「ビジネス基礎」、「コミュニケーション」が挙げられました。これは、企業が求める基本的な資質を反映しています。

3. 教育・研修予算の動向

参加企業の約25%が教育・研修の予算を増額すると回答しており、そのほとんどが研修数の増加を目的としています。この背景には、コンプライアンス体制や情報セキュリティの強化が求められているからです。

研修プログラムの特徴

「サイバックスUniv.」は低価格で多様な研修を提供しており、約5,000コースから選ぶことができます。階層別研修だけでなく、職種別の即戦力プログラムも充実しており、多くの企業が利用しています。

まとめ

今回の調査結果から、企業はeラーニングと集合研修を効果的に組み合わせて、社員の成長を支援しています。また、教育研修予算の増加が見込まれている背景には、法令対応やセキュリティ対策の強化があります。これからの企業研修は、持続的な成長を促す重要な要素であり、社員の質を高めるための投資先としての役割を果たしています。