YKK AP東北製造所の50周年記念式典と地域交流イベント
YKK AP株式会社は、1974年に宮城県大崎市に設立された東北製造所が操業50周年を迎え、10月11日に記念式典を行いました。この式典では、安全祈願の儀式や、持続可能な成長への取り組みとしての植樹が行われ、地域との共存共栄を一層深めることを誓いました。
東北製造所の50年の歩み
東北製造所は、国内におけるアルミ一貫生産工場として3番目に操業を開始し、以来、アルミや樹脂を素材にした様々な住宅用商品やエクステリア、ビル用サッシなどを生産してきました。現在では、製造した商品は全国各地へと供給され、高品質なものづくりで知られています。
同社の理念には「森の中の工場」があり、その環境に配慮した工場運営を行なっています。約5万㎡の敷地には「水公園」が設けられ、浄化された水を自然浄化させた後に放流する仕組みが整えられています。これにより、地域の環境保全にも寄与しています。
植樹活動と地域とのつながり
記念イベントでは、YKK AP社の社長である魚津彰氏と東北製造所の長、木田秀隆氏が、地域の関係者に感謝の意を表したほか、今後も持続的な発展を目指す旨を伝えました。この式典には、宮城県の村井嘉浩知事や地元自治体の代表者、取引先企業の方々が参加し、共に祝いの時を過ごしました。
翌日には、地域交流イベント「2024オータムフェスティバル」が開催され、はしご付き消防車の体験乗車や地元高校生によるダンスパフォーマンスなどが実施されました。地域の人々、従業員、そしてその家族たちが一緒に楽しむひと時を共有しました。
未来に向けた取り組み
YKK AP東北製造所は、今後も地域の環境保全に寄与しながら、アルミと樹脂のリサイクルを進める方針です。これに加え、全ての製造プロセスにおいてCO2の削減や資源の循環利用、生態系への配慮を徹底し、より良いモノづくりを追求していくとのことです。
今後も、地域社会と共生し自然環境と調和を保ちつつ、持続可能な成長を目指して活動を続けるYKK AP東北製造所の取り組みに期待が寄せられています。