株式会社エイチ・アイ・エスがデベロップ社の株式を取得し持分法適用会社化
株式会社エイチ・アイ・エスがデベロップ社の株式取得を決定
2024年8月30日、株式会社エイチ・アイ・エス(以下、HIS)は、千葉県市川市に本社を置く株式会社デベロップ(以下、デベロップ社)の発行済株式の取得を正式に決議し、持分法適用会社化することを発表しました。この取り組みは、両社の協力により日本全国に展開されるコンテナホテルの事業戦略をさらにピックアップすることが狙いです。
デベロップ社のコンテナホテルとは?
デベロップ社は、柔軟な需要に応じた可動式のコンテナ建築を利用したホテル事業を展開しています。全国の25県で96施設を運営しており、開業準備中の施設も含め、204年8月現在での展開状況は非常に活発です。これらの「コンテナホテル」は、カスタマイズが可能で、移動できる特性を持っているため、災害時には避難所としても利用されることがあります。特に、この仕組みは地域経済と観光の振興に寄与することが期待されています。
さらに、デベロップ社は、ホテル業界において初めての「フェーズフリー認証」を取得しており、147の自治体と災害協定を結ぶことで、地域社会との結びつきを強めています。観光業においても、インバウンド需要の回復が見込まれる中、特定地域に集中するオーバーツーリズムの課題を解消するため、地方への誘客が推奨されています。
HISとデベロップ社の連携
HISは、デベロップ社の株式のうち、議決権の20.21%を取得する契約を締結。その結果、デベロップ社が持分法適用会社となることが決まりました。この動きは、HISが自身のネットワークを駆使してデベロップ社の成長を促進し、旅行業界における地域の課題解決に向けた新たな取り組みを進めていくことにつながります。
株式取得の概要
{
"商号": "株式会社デベロップ",
"所在地": "千葉県市川市市川1-4-10 市川ビル8F",
"代表者": "岡村健史",
"主要事業": ["建築・不動産事業", "ホテル事業", "エネルギー事業"],
"資本金": "18億1,198万円",
"設立年月": "2007年2月"
}
これによりHISは、地域の宿泊需要を捉えきれないという地方の宿泊施設不足の課題を解決し、持続可能な観光地域づくりを目指します。これからの観光業の展開に、デベロップ社とHISのシナジーが期待されます。
まとめ
デベロップ社の持つコンテナホテルの特性は、観光業における不均衡な需要を解消するための大きな武器となります。HISのネットワークとデベロップ社の技術力により、地域の宿泊の未来を切り拓く新たなステージが始まります。この取り組みが、観光業の持続可能な成長へと繋がることを期待し、今後も注目が集まることは間違いないでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社エイチ・アイ・エス
- 住所
- 東京都港区虎ノ門4-1-1神谷町トラストタワー
- 電話番号
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050-1746-4177