佐賀県が描く未来の家族のかたち『START in SAGA』ウェブ動画公開

佐賀県は新しい子育て支援プロジェクト『START in SAGA』の一環として、ウェブ動画を公開しました。このプロジェクトは、結婚、妊娠、出産、そして子育てまで、人生の様々なステージにわたる支援を提供しようという取り組みです。2015年に始まり、組織横断的に約60の事業を展開しています。支援の手厚さが特徴で、県民の皆さんにさまざまなサポートを受けられる環境を提供しています。

動画のストーリー

この動画は、新郎新婦が結婚式を挙げるシーンから始まります。祝福の言葉に一瞬立ち止まり、「結婚がゴールではないのでは」と考える新婦。その時、ウェディングロードを持った佐賀県職員が登場します。このウェディングロードは、新郎新婦の未来を象徴し、二人が幸せへのステップを踏み出す姿を描いています。また、街に繰り出すと、妊婦さんや育児休暇明けの女性、様々な世代や家庭の形が登場し、全ての県民が幸せになるためのサポートが広がることを意図しています。

動画には、佐賀県知事も出演しており、実際の職員や県民が協力して作られたことも特徴です。新郎新婦は、結婚式後に直面する壁に挑む姿も描かれており、最終的には家族としての新しい一歩を踏み出します。この結末は、「祝福から幸せなスタートを」というメッセージで締めくくられ、未来への希望を感じさせます。

制作の意図と背景

新型コロナウイルスの影響で結婚式の機会が減少している中、佐賀県では「結婚して良かった」と感じてもらうキャンペーンを立ち上げようとしています。結婚は最終目標ではなく、家族を形成し、育てていくことが重要であると考えています。そのため、さまざまな幸せの形がサポートされる環境を整えることが、動画の主たるメッセージとなっています。

出演者のコメント

この取り組みに参加した佐賀県知事の山口祥義さんは、様々な人生のステージに寄り添い、希望を提供したいという思いを語りました。また、観光大使のAYAKAさんは、多様な家族の形が受け入れられ、共感できる内容であると感じており、視聴者に「佐賀に住みたい」と思ってもらいたいとコメントしています。

音楽とのコラボレーション

この動画の音楽は、夫婦ユニットのiimaによるものです。彼らは、結婚や家族の大切さを反映した楽曲を制作し、視聴者に深い感動を与えます。楽曲は「日常が特別になる瞬間」をテーマにしていて、結婚後の生活に寄り添った優しいメッセージが込められています。

ウェディングロードの実態

ウェディング動画の象徴ともいえるウェディングロードは、佐賀駅にも期間限定で設置されます。この取り組みは、実際の道を通じて幸せな結婚を象徴し、人々にその意義を再認識させる試みです。期間中は、ウェディングロードを実際に歩くことができ、参加者には特別な体験が待っています。

この動画とプロジェクトを通じて、佐賀県は未来志向の支援を拡大し、すべての家族が幸せな生活を送る手助けを目指しています。地域全体で一丸となって、この新しい取り組みを応援していきたいと思います。