札幌市長と考えるICT戦略:IT活用で世界都市を目指す札幌の未来像
札幌市長と考えるICT戦略:IT活用で世界都市を目指す札幌の未来像
2015年11月30日、北海道札幌市にて、「秋元克広札幌市長と考えるICT戦略」と題したセミナーが開催されました。このセミナーでは、札幌市が世界都市としての魅力と活力を維持、発展させるためのICT戦略について、熱のこもった議論が交わされました。
データ活用:自治体経営の新たな鍵
近年、ビッグデータ技術の進歩により、データの活用は企業の業務効率化にとどまらず、産業構造そのものを変えるほどのインパクトを持つようになりました。自治体においても、公共データの活用は、問題解決や経済成長を促進する重要な要素として注目されています。
しかし、世界各国で公共データのオープン化・利活用が進む中、日本の自治体におけるデータ活用は遅れているのが現状です。このセミナーでは、自治体におけるデータ利活用の意義、その推進に向けたKPI、そして札幌市における具体的なICT戦略のあり方について、多角的な議論が行われました。
セミナー概要と登壇者
セミナーには、札幌市長である秋元克広氏をはじめ、日本経済研究センターの高地圭輔氏、アバナード株式会社の安間裕氏など、各分野の有識者が登壇しました。グラビス・アーキテクツ株式会社の代表取締役である古見彰里氏は、モデレーターとして議論をリードしました。
セミナーでは、ICTが経済社会にもたらす変化、世界のデジタルトレンドといった講演に加え、「ICTを活用した魅力と活力を創造し続ける札幌市を目指して」と題したパネルディスカッションが行われました。
グラビス・アーキテクツの貢献
古見氏は、2008年以降北海道大学の非常勤講師を務めるなど、長年にわたって北海道全体の活性化に貢献してきた実績が評価され、今回のセミナーへの登壇に至りました。グラビス・アーキテクツは、今後もICT活用を通じた北海道の活性化に貢献していくとしています。
関連団体
セミナーは、特定非営利活動法人 札幌市IT振興普及推進協議会が主催、一般社団法人 北海道リージョナルリサーチが共催し、札幌市や一般財団法人 さっぽろ産業振興財団の後援を受けて開催されました。
グラビス・アーキテクツ株式会社について
東京と北海道を拠点とするITコンサルティング会社であるグラビス・アーキテクツ株式会社は、公共セクター向けの政策立案、ICTを活用した業務改革、調達改善、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)などのコンサルティングサービスを提供しています。また、プロジェクト管理ツールやビジネスSNSなどの独自のサービスも展開し、社会、公共セクターの知的生産性向上を目指しています。
まとめ
このセミナーは、札幌市のICT戦略における重要な一歩となりました。データ活用による問題解決や経済活性化に向けた取り組みは、他の自治体にとっても参考になる事例と言えるでしょう。今後、札幌市がICT戦略をどのように進めていくのか、そしてその成果がどのように現れてくるのか、注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
グラビス株式会社
- 住所
- 東京都千代田区霞が関3丁目2-5 霞が関ビルディング20階03-6441-3931
- 電話番号
-
03-6441-3931