ヨーロッパ産エクストラバージン・オリーブオイルの魅力を、日本と台湾で広めるためのプロモーションが2020年からスタートします。このプロモーションは、EUの農産物輸出促進プログラムの一環として行われるもので、3年間にわたる予定です。
このキャンペーンは「喜びとともに健康に暮らす」をテーマに設定されています。ヨーロッパ内に根ざした食文化と、エクストラバージン・オリーブオイルの優れた特性を日本と台湾の消費者に向けて紹介し、その販売促進を目指します。これにより、食品業界の従事者だけでなく、一般の消費者にもオリーブオイルの魅力を直接体感していただくことが重要です。
エクストラバージン・オリーブオイルには、特定地域においてその品質と製造工程が保証される認証、PDO(保護原産地呼称)とPGI(保護地理的表示)があります。PDOはその名の通り、特定の地域で栽培から製品となるまでのすべての段階をその地域内で完結した場合に付与されます。一方でPGIは、その地域でのいずれかの工程が行われていることを示します。
また、オーガニック認証として「ユーロリーフ」があり、これは化学物質が使用されていないことを保障します。今回のプロモーションで対象となるのは、これらの認証を受けた優れたエクストラバージン・オリーブオイルです。
このプロジェクトを主導するのは、イタリアオリーブ生産者協会「ウナプロル」とポルトガル農業事業者連合「カップ」です。ウナプロルはイタリアのオリーブ産業の60%を占め、多数の農業者が集まる団体であり、オリーブオイルの改良と市場開拓に努めています。カップも同様にポルトガルの農業関連組織を代表し、農業の振興と市場展開を目的としています。
2020年に日本で実施される事業は幅広く、広報活動やSNSを用いたマーケティングから、商談会や教育プログラム、試食イベントなどが含まれます。特に、一般消費者向けの試食販売は、実際に商品を体験する良い機会となるでしょう。
さらに、主要な展示会やトレードショーにも出展を予定しています。その際は、現地でのCOVID19対策に最新の注意を払いながら運営される見込みです。
これらの詳細は、公式ウェブサイトでも随時更新されているため、興味のある方はぜひご確認ください。
公式ウェブサイト:
ヨーロッパ産エクストラバージン・オリーブオイルプロモーション
今回のプロモーションが、ヨーロッパ産エクストラバージン・オリーブオイルに対する理解を深め、消費者の関心を高める一助になることが期待されます。