マネーフォワードがゆうちょ銀行にDXサービス『Mikatano』を提供し中小企業の経営課題解決へ

マネーフォワード、ゆうちょ銀行に『Mikatano』を導入

株式会社マネーフォワードは、2024年11月1日から株式会社ゆうちょ銀行に対し、中小企業向けの業務DXサービス『Mikatano』シリーズを提供することを発表しました。このサービスの導入により、地域経済の中心である中小企業の経営課題に対するサポートが強化されます。

サービスの内容

『Mikatano』シリーズは、資金管理、請求書管理、DX支援という3つの主要なサービスで構成されています。これにより、中小企業は資金の流れを把握しやすく、請求書の対応が効率化されることで、業務の生産性向上が期待できます。また、DX（デジタルトランスフォーメーション）支援により、業務プロセスのデジタル化が進み、全体の効率化が図られます。

1. Mikatano 資金管理

このサービスは、中小企業が簡単に資金を管理できるよう設計されています。従来の通帳やインターネットバンキングを使用せずとも、複数の金融機関の口座残高や入出金明細を一つの画面で確認できます。この情報の一元管理により、資金繰りが格段に楽になるでしょう。さらに、請求書管理サービスとの連携によって、今後の入出金予定も簡単に把握できます。

2. Mikatano インボイス管理

請求書の発行と受領が簡単に行えるこのサービスは、AI-OCR技術を使用して請求書の情報を自動でデータ化します。これにより、インボイス制度や電子帳簿保存法に準拠した形で請求書を管理できます。この管理の効率化は、中小企業の事務作業負担を大幅に軽減するでしょう。

3. Mikatano ワークス

業務のデジタル化を進めるためのこのサービスでは、社内の連絡やワークフローの管理が直感的に行えるように設計されています。ITに不慣れな方でも簡単に使用でき、デジタルシフトの第一歩を踏み出す手助けとなります。

提供の背景

現在、中小企業は原材料費の高騰や人手不足といった厳しい経営環境に直面しています。調査によると、約60%の中小企業がまだDXに取り組めていません。DXに関心がある場合でも、リソース不足から外部機関への支援を求める企業が多いというのが現状です。特に金融機関がその主要な相談先として挙げられています。

そこで、マネーフォワードは、地域の金融機関であるゆうちょ銀行と提携し、顧客企業の課題解決に向けたサポートを強化します。これにより、地域経済の発展に寄与することが可能になります。