ROOVの進化と不動産業界への影響
株式会社スタイルポート(東京都渋谷区)が提供する3Dコミュニケーションプラットフォーム「ROOV」は、2025年10月時点で累計導入プロジェクト数が1,000件を超えました。この数字は、同プラットフォームが新築マンション業界において急速に普及していることを示しています。
これまでの実績
ROOVは2019年にサービスを開始し、今までに導入されたプロジェクト数は驚異の1,000件に達しました。この12ヶ月間の採用ペースは月平均18.8件に及び、前年の13.4件から約1.4倍の伸びを見せています。この傾向は、ROOVが新築分譲マンション約1,300件のうち555件(43%)をアクティブプロジェクトとしてカバーしていることに裏付けられています。
また、CXプラットフォーム「ROOV compass」は年間約2,000人の販売担当者が79万回以上アクセスし、約9万人の購入検討者が自宅から物件の情報を120万回以上閲覧するなど、活発な利用が続いています。
デジタル化への大きな一歩
不動産業界は「不動性」や「非代替性」といった特性があるため、これまではデジタル化と親和性が低いと考えられてきました。しかしROOVは独自のデジタルツイン技術により、リアルな空間を高精度で再現し、Webブラウザ上で3D体験を提供しています。この技術により、消費者との接点がデジタルシフトしつつあり、業界のデジタル化が加速しています。
さらに、プロジェクト間でのデータ蓄積や活用が可能になり、物件単位から企業全体での標準化へと進化を遂げています。
未来への展望
今後、ROOVは「販売・接客」フェーズを超え、集客から契約者管理、さらには入居後の支援までを一貫してサポートするプラットフォームに進化していく予定です。基幹CRMや公式サイトとのデータ連携を強化し、顧客の体験をさらに豊かにすることを目指しています。これにより、ROOVは不動産業界の「デジタルインフラ」として、業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していくでしょう。
会社情報
株式会社スタイルポートは、2017年に設立され、東京都渋谷区に本社を置いています。代表取締役は間所暁彦氏です。彼らは不動産マーケット向けのITソリューションの開発と提供を行っており、ROOVはその中核を成しています。興味がある方は、
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