井上りか子の新作展
2025-04-30 10:21:07

井上りか子の個展『楽園の人々』が京都岡崎で開催!新たな対話の試み

井上りか子の個展『楽園の人々』が京都岡崎で開催!



京都府京都市に位置する京都岡崎 蔦屋書店が、2025年5月10日から6月3日まで作家の井上りか子による個展『楽園の人々 / Folks in Paradise』を開催します。この展示は、店内のGALLERY EN ウォールにて行われ、新たに開発された「対話プロジェクト」を基にした新作シリーズ約12点が紹介されます。

対話プロジェクトとは



「対話プロジェクト」とは、作家が参加者と1対1で多様なテーマについて話し合う試みです。井上さんは、これを通じて人と人との間に生まれる深い共感や関係性を探求してきました。展示される作品もこの対話から生まれた言葉や感情が反映されており、観客もまたこのプロジェクトに参加することで、新たな視点を得ることができます。

井上りか子のアート観



井上さんは過去の旅行経験をもとに、人種・宗教・文化の違いによって生じる戦争の歴史について深く考察しています。その過程で、痛みや愛、哀しみ、許しといった人間の感情を色彩豊かに表現してきました。彼女の作品には、さまざまな出来事に対してある種の距離感を持ちつつ、深い洞察が込められています。

彼女の絵画は、悲惨な出来事から日常の中の一コマまで幅広いテーマを扱っており、観る人に様々な感情を想起させます。これは観る者が自らの経験に基づいて感じ取ることができる、非常にユニークなアプローチです。

「楽園の人々」というタイトルの意味



本展のタイトルは、「現代において人類はすでに“楽園”に到達しているのではないか」という問いに基づいています。この問いの中で交わされた対話が、井上さんの作品の根底に流れるテーマを表しています。現代の日本での生活をしている私たち自身の姿を映し出すものでもあり、何気ない日常の中に見出される幸福や不幸が描写されています。

井上りか子のアートの特異性



本展で井上さんは、個人の対話の中から生まれた言葉を素材として、再構成されたテキストを使用しています。この手法により、観る人々にそれぞれ異なる解釈を与えることを目指しています。言葉は時に誤解を伴い、また時には深い共感をもたらすものです。井上さんは、こうした言語の恣意性や多様性を踏まえて、作品を通じて観客との新たな対話を生成していきます。

作品の販売について



展示作品は5月10日(土)の10:00から店頭で販売され、その一部はオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」でも購入可能です。アートを通じて新たな視点を得る貴重な機会を、ぜひお見逃しなく!

アーティスト紹介



井上りか子は、1997年に東京都で誕生しました。2021年に武蔵野美術大学を卒業し、以降多くの個展やグループ展で作品を発表しています。その中でも数々の受賞歴を持ち、特に2019年の神奈川県美術展では大賞を受賞するなど、注目の若手アーティストとして活躍しています。

イベント概要


  • - 展覧会名: 井上りか子 個展『楽園の人々 / Folks in Paradise』
  • - 期間: 2025年5月10日(土)~6月3日(火)
  • - 時間: 10:00~20:00
  • - 場所: 京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN ウォール
  • - 主催: 京都岡崎 蔦屋書店
  • - お問い合わせ: Tel.075-754-0008


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会社情報

会社名
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
住所
東京都渋谷区南平台町16番17号渋谷ガーデンタワー
電話番号
03-6800-4500

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