不動産仲介の未来を変える「カナリー」
不動産市場の変革を目指す「カナリー」を運営している株式会社BluAgeが、約3億円の資金調達を実施しました。この資金調達は、同社の賃貸物件探しアプリ「カナリー」の更なる成長をサポートするための重要なステップと捉えられています。
「カナリー」の急成長
「カナリー」は2019年に公開されて以来、賃貸物件や売買物件を簡単に見つけられるプラットフォームとして急速に成長しました。アプリはリリースから1年で16万件以上のダウンロードを記録し、さらに2万件を超える内見依頼を受けています。特に注目すべきは、アプリが他の競合と比べて最も高いレビュー評価(★4.7)を得ている点です。これは、ユーザー視点に立った優れたユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)に起因しています。
売買物件情報の拡充
2020年7月からは「カナリー」内で売買物件の検索機能が追加され、ヤフー株式会社と業務提携を結びました。これにより、ヤフーが運営する不動産ポータルサイト「Yahoo!不動産」に掲載されている約30万件の物件情報が「カナリー」にも表示されるようになりました。この提携により、ユーザーはより多くの物件選択肢にアクセスできます。
新しい物件探しの形
近年、スマートフォンの普及や新型コロナウイルス感染症の影響で、従来の物件探しのスタイルは大きく変わりました。従来は消費者が複数の店舗を訪れ、対面でのサービスを受けることが一般的でしたが、今ではモバイルアプリを通じて気軽に物件を探せるようになりました。「カナリー」は、透明性と利便性を重視したプラットフォームであり、利用者はおとり物件や重複した情報に悩むことなく、正確で最新の物件情報を得ることができます。さらに、1物件に対する複数の仲介会社への同時問い合わせが発生しない仕組みを構築しており、その結果、成約率が高まっているのも特徴の一つです。
代表プロフィール
株式会社BluAgeの代表取締役は佐々木拓輝氏。彼は東京大学経済学部を卒業後、メリルリンチ投資銀行部門で国内外のM&Aや資金調達に関わり、ボストン コンサルティング グループでの経験を経て2018年4月に株式会社BluAgeを設立しました。彼のリーダーシップのもと、「カナリー」は着実にその地位を築いています。
会社概要
- - 会社名: 株式会社BluAge
- - 所在地: 〒104-0041 中央区新富1-8-2 MIYAMAビル3階
- - 設立: 2018年4月
- - 事業内容: 部屋探しアプリ「カナリー」の提供
- - URL: https://bluage.co.jp/
「カナリー」は今後もさらなる機能追加やサービス向上を目指し、成長を続けていくことでしょう。不動産仲介の新しい形を示すこのアプリに、今後も注目していきたいと思います。