宮城県が『オフィシャル・アルムナイ』で退職者とのつながりを強化

宮城県、退職者との新たなつながりを形成

宮城県がこのたび、退職した職員との関係を深めるために株式会社ハッカズークが提供するアルムナイ専門サービス『オフィシャル・アルムナイ』を導入することを発表しました。この新たな取り組みにより、宮城県は「カムバック採用」を実施し、組織の活性化を目指します。

アルムナイネットワークの目的と背景

近年、企業は人材確保に力を入れる一方で、退職者との関係をどのように維持するかが重要な課題となっています。特に、即戦力として再度組織に戻ってもらうための「カムバック採用」が注目されています。宮城県は、退職者との継続的な関係を築くため、独自の「アルムナイネットワーク」を運用することに決定。これによって、退職者が再度宮城県で働くことを促進し、県の活性化を図ります。

カムバック採用の新制度

宮城県のカムバック採用は、以下のような条件で実施される予定です。

- 対象年度: 令和7年度からスタート。
- 対象職種: 全職種、ただし退職時の職種での採用。
- 主な要件:

- 宮城県職員として2年以上の実務経験を有し、任期付職員などの経験は除外。
- 県を退職した日から起算して10年以内の者。

選考方法とスケジュール

選考は、書面審査に加え、面接やアピールシートを通じて行われる予定です。募集は令和7年10月下旬から11月上旬までを予定しており、考査は12月上旬から中旬にかけて行われる予定です。そして、採用予定日は令和8年4月1日。

アルムナイネットワークの登録方法

宮城県を退職した職員が「みやぎアルムナイネットワーク」に登録することで、退職後も情報共有や交流が可能となります。登録を希望する方は、公式ウェブサイトから申し込みができます。ネットワークは、過去に宮城県庁に所属していた方々のための専用のプラットフォームです。

宮城県アルムナイ・ネットワークの登録はこちら

ハッカズークの役割とサービス

株式会社ハッカズークが提供する『オフィシャル・アルムナイ』は、シェアNo.1のアルムナイ専門サービスとされ、企業と退職者、退職者同士のつながりを強化することに特化したクラウドサービスです。このサービスにより、アルムナイ採用やビジネスの協業、離職率の改善など、様々なメリットが期待されます。すでにトヨタ自動車や三菱商事、三井住友海上火災保険、株式会社ニトリホールディングスなど、名だたる企業が利用しています。

公式ウェブサイトでは、サービスの詳細や導入事例も紹介されており、興味のある方はぜひ訪れてみてください。

まとめ

宮城県の新しい試みである「アルムナイネットワーク」は、退職者との絆を再つなげ、県の成長と活性化に寄与することを目指しています。退職者が再び県で働く機会を得られることで、より多くの即戦力が集まり、宮城の未来が描かれることに期待が寄せられています。この取り組みを通じて、今後、どのような新しい職の形が生まれてくるのか、深い関心が寄せられています。